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東京都内で初の公道走行、島々結ぶ連帯の灯

  
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伊豆大島では「トーチキス」

 東京オリンピックの聖火リレーは15日、東京都内で7日目を迎え、初めてとなる公道走行が伊豆諸島で実施された。新型コロナウイルスの影響で、伊豆大島(東京都大島町)では隣の人に炎を移す「トーチキス」が行われた。8日目の16日は、御蔵島、八丈島、小笠原諸島などを巡った後、本土に戻る。

 聖火は15、16日に、伊豆諸島、小笠原諸島の計11島を巡る。新型コロナウイルスの影響で無観客のセレモニーとなった伊豆大島を除く10島で、公道でのリレーを実施する。島部の医療体制は 脆弱ぜいじゃく なことから、直前まで公道走行の可否を慎重に判断したが、「コロナを島に持ち込まない」を合言葉に実施することにした。

 島部のスタート地点となった三宅島(三宅村)では、14~73歳の5人が海岸線などを走り、聖火をつないだ。沿道では島民が声援の代わりに手を振って見守った。桜田昭正村長は「リレーができたことは村のレガシーになり、島民たちの連帯感も生まれた。この経験を村の活力にしたい」と語った。

 三宅島を出た聖火は、神津島や新島などを経て利島(利島村)に渡った。利島の感染者はゼロで、村民の9割以上が2回目のワクチン接種を終えている。田中真里副村長は「小さな島で未来につながるリレーができたと思う。沿道で応援した子どもたちにとって一生の思い出になる」と話した。

 一方、伊豆大島では、9日に感染者数が急増したことなどから、「リレーで来島者が増えれば感染拡大の可能性や住民の不安が高まる」として公道走行の中止が決まった。大島町は2013年に死者・行方不明者39人を出した台風の被災地をリレーのスタート地点とし、復興をアピールしようとしたが、別会場での無観客のイベントを実施した。

 医療体制が脆弱な島部では、クラスター(感染集団)が発生すると、対応が難しい。都は、離島での開催に向けて、運営や警備にあたる職員の派遣を都市部に比べて半分程度に減らした。入島前にPCR検査をするなど予防策を徹底した。

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2211101 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/16 09:31:00 2021/07/16 10:08:32 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210715-OYT8I50099-T.jpg?type=thumbnail
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