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五輪で観客入れるか、千葉知事は即答「東京都にそろえるべきだ」

  
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 千葉県の熊谷知事が4月5日に就任してから3か月が過ぎた。新型コロナウイルス対策では、政府や首都圏知事との間で議論の中核となり、調整に奔走。知事選で争った自民党に歩み寄りの姿勢を見せ、初の県議会定例会は、乗り切った。ただ、熊谷県政の安定的な運営は、「是々非々」の立場を取る自民党の協力を取り付け、議会で地歩固めできるかにかかっている。(上村健太)

「熊谷流」定着

千葉県庁
千葉県庁

 8日午後、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会から県庁に一本の電話がかかってきた。五輪で無観客と有観客のどちらを望むか――。熊谷知事は即答した。

 「対応は東京都にそろえるべきだ。矛盾を生じることがあってはいけない」

 この日、政府は東京都での4回目の緊急事態宣言を決定。首都圏1都3県が無観客の方向を固めつつある中での電話だった。

 政府や県は、不要不急の外出や県境をまたぐ移動の自粛を住民に求めている。土壇場で有観客を認めれば、要請はちぐはぐになり、行政不信を招く。そんな事態を熊谷知事は懸念した。

 関係者によると、組織委は意向確認の過程で千葉県に対し、神奈川県が有観客を望んでいることを示唆した。熊谷知事は神奈川、埼玉両県知事と電話で真意を確認。8日夜、3県の知事や組織委が出席した会議では、1都3県での無観客開催が一致して決まった。

 政策の整合性を突き詰め、課題を共有する周辺県の知事と腹合わせして政府に向き合う。「熊谷流」の課題解決策は、コロナ対応では定着しつつある。

 4月下旬には、3県知事による要望の取りまとめを担った。まん延防止等重点措置では認められていなかった、飲食店に対する終日の酒類提供自粛を要請できるよう制度改正を政府に求め、実現した。都の緊急事態宣言と同等の措置を取ることで、周辺県に人が流れるのを防ぐのが目的だった。

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2215302 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/17 23:21:00 2021/07/17 23:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210717-OYT1I50039-T.jpg?type=thumbnail
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