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[Ready!]選ばれた感謝 胸に…競泳女子 大橋悠依 25(イトマン東進)

  
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 初めての五輪が迫ってきました。元々、自信満々で臨むタイプではないので、金メダルまで行けるとは言い切れないけど、やれることはやってきました。イメージ通りの泳ぎをして、メダルが欲しいですね。

 多くのメダリストを育てた平井 伯昌のりまさ コーチからは「100%の状態で五輪に行ける選手は、ほぼいない」と言われています。東京五輪は決勝が午前中で、慣れないスケジュールで体の状態が読めない部分があります。臨機応変に、冷静になれた人が勝つと思っています。

 胸の内には、代表を逃した人への思いもあります。特に同じ個人メドレーの3学年上の先輩で、平井コーチの下で一緒に練習してきた「サッコさん」こと清水咲子さんに対しては、感謝の気持ちしかありません。

 4月の五輪代表選考会では、私が400メートル個人メドレーで優勝し、サッコさんは3位で、五輪への道を事実上、断たれました。驚いたのは、次の日の朝です。一晩かけて、私たち同じチームのメンバーの名前を書いた応援用のうちわを何個も作ってくれました。自分が一番苦しい状況で、周りを明るくできるのは、本当にすごいことです。

 誰かの心が折れそうな時は、一番に声を掛けてくれる人です。私も何度も助けられました。400メートル個人メドレーは本当に過酷な種目ですが、年上なのに練習で頑張っている姿を近くで見てきました。サッコさんがいなければ、この種目をやめていた。そう思うぐらい、大きな存在です。

 サッコさんは、選考会から約2週間後の29歳の誕生日に引退を発表しました。五輪は自分の試合だけど、自分のためだけじゃない。泳ぎ終わった後、やりたいことが全部できた、後悔がないとサッコさんに伝わるようなレースにしたいです。

  おおはし・ゆい  1995年生まれ。滋賀県彦根市出身。東洋大4年時の2017年に初めて代表入りした遅咲きスイマーで、同年世界選手権200メートル個人メドレーで銀メダル。19年世界選手権は400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した。今年4月の日本選手権は400メートル個人メドレーで優勝し、200メートル個人メドレーは2位。東京五輪は両種目に出場する。

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2217079 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/19 05:00:00 2021/07/25 11:26:24 競泳・日本選手権兼東京五輪選考会第1日。女子400メートル個人メドレーで優勝した大橋悠依。初の五輪代表に内定した。東京アクアティクスセンターで。2021年4月3日撮影。同月4日朝刊[インデックス]掲載。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210718-OYT1I50100-T.jpg?type=thumbnail
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