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柔道女子48キロ級のダリア・ビロディド(ウクライナ)…インスタのフォロワーは33万人、足技は「アナコンダ」

  
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 2018年、19年世界選手権女子48キロ級を連覇した世界チャンピオン。18年大会決勝で渡名喜風南(パーク24)を破って17歳で初優勝し、谷亮子(旧姓田村)さんの18歳を抜く最年少世界女王になると、日本武道館で行われた19年大会は再び決勝で渡名喜を撃破し、表彰式で笑顔を振りまいた。

2019年世界選手権決勝で渡名喜に絡みつくように攻めるビロディド=菊政哲也撮影
2019年世界選手権決勝で渡名喜に絡みつくように攻めるビロディド=菊政哲也撮影

 強さとモデル顔負けの容姿が注目を集め、インスタグラムのフォロワーは33万人。私服や水着姿の投稿に称賛コメントが付く。学業にも手を抜かず、首都キエフの国立大でジャーナリズムの学士号を取得した。

 一方で、柔道スタイルは獲物を狙う大蛇のようだ。1メートル72と、この階級では群を抜く長身を生かし、一瞬で間合いを詰める。手足の長さを生かした絞め技も得意。19年世界選手権の記者会見で「自分を動物に例えると」と問われ、こう答えた。「相手を巻き込む足技から『アナコンダ』と言われることもある。自分ではどの動物か考えたことはないけど」

渡名喜(左)とビロディド
渡名喜(左)とビロディド

 父もウクライナ代表として五輪に3度出場した柔道家で、母もコーチを務める柔道一家。同じ階級で五輪5大会連続メダルの谷さんに憧れ、試合や稽古の映像を見て育った。19年世界選手権で、日本男子の井上康生監督を通じて谷さんと初対面。インスタグラムにツーショットを載せ「柔道での私の夢は全て、この素晴らしい柔道家から始まった」と書き込んだ。谷さんは「『すごく会いたかった』と言っていた。まっすぐな選手で、とてもうれしかった」と振り返る。

 ただ、新型コロナウイルスの影響で五輪延期が決まった後は勢いに陰りが見え始めた。昨年10月のグランドスラム・ブダペスト大会には1階級上の52キロ級に出場して3位。今年は国際大会で優勝しておらず、日本の強化関係者からは「減量が厳しいのでは」とささやかれる。

 柔道発祥の地で、五輪金メダルという親子2代の夢をかなえられるか。

渡名喜風南は1月に初勝利

 1メートル48の渡名喜は、ビロディド対策として長身選手を相手に稽古を積み重ねてきた。今年1月のワールドマスターズでは、シニア大会5度目の対戦で初めてビロディドに勝利した。

 試合序盤、一本背負い投げでポイントを奪い、そのまま逃げ切った戦いに、「自信になった」と渡名喜。日本女子の増地克之監督は「これまでどうしてもポイントを取られていたが、相手の技を受け切れたのは成長した部分」と評価する。

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2230764 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/24 12:36:00 2021/07/24 12:57:05 柔道・世界選手権東京大会第1日。女子48キロ級、決勝で敗れた渡名喜風南(右)と対戦するビロディド(8月25日午後8時15分、日本武道館で)=菊政哲也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210719-OYT1I50072-T.jpg?type=thumbnail
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