ニュース

64年東京五輪の開会式で使われたファンファーレトランペット、今も音色響かせる

  
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 1964年の東京五輪開会式で使われたファンファーレトランペットが、57年の時を経て、海上自衛隊東京音楽隊(東京都世田谷区)で音色を響かせている。防衛大学校(神奈川県横須賀市)から譲られ、丁寧に手入れをしてきた。同隊は「今回の五輪をきっかけに多くの人に披露したい」としている。

海上自衛隊東京音楽隊で保管されていた1964年東京五輪の開会式で使用されたファンファーレトランペット(6月21日、東京都世田谷区で)=米田育広撮影
海上自衛隊東京音楽隊で保管されていた1964年東京五輪の開会式で使用されたファンファーレトランペット(6月21日、東京都世田谷区で)=米田育広撮影

 トランペットは、開会式で聖火台の下に整列した陸上自衛隊音楽隊の30人が使用したうちの1本だ。日本管楽器製で、ベル部分には五輪マークがあしらわれ、主管部分には縦63センチ、横31センチの五輪フラッグが下げられている。

 大会後、防衛大生が各国のプラカードを掲げて先導役を果たしたお礼として、同大に寄贈された。しかし、保存場所が海に近かった影響か、さび付いたため、2000年頃に東京音楽隊に譲られた。元防衛大事務官で吹奏楽部顧問だった野口新太郎さん(80)は「音楽隊なら手入れが行き届くと思った」と振り返る。

 東京音楽隊では、戦前の楽器や楽譜を展示するガラス戸棚で保管し、トランペット奏者の田畑隼平さん(26)が手入れを担当している。開会式で演奏された「オリンピック東京大会ファンファーレ」を試奏した田畑さんは、「全体が変色して劣化もしているが、音色は当時の状態を保っていると思う」と自信を見せる。

 同音楽隊の樋口好雄隊長は、「これまでは特別な演奏会に数回使用しただけだったが、これからはコンサートなどで多くの人に音色を披露したい」と話している。

無断転載・複製を禁じます
2227557 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/22 20:29:00 2021/07/22 21:46:32 海上自衛隊東京音楽隊で保管されていた1964年東京五輪の開会式で使用されたファンファーレトランペット(6月21日、東京都世田谷区で)=米田育広撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210722-OYT1I50105-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「陸上」のニュース

オリンピック 新着ニュース