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天皇陛下と面会、バッハ会長のあいさつ全文

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 22日、天皇陛下と面会した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長のあいさつは次の通り。

     ◇

 東京2020オリンピック競技大会の前夜に、私たちをお迎えくださるという大変な名誉に感謝いたします。

 10年前に日本は、1964年に開催された東京オリンピック以来、初めて東京にオリンピック精神を呼び戻すという、素晴らしい旅に出ました。

 陛下御自身のオリンピックの旅は、もっと前に始まっています。1964年、陛下は昭和天皇が東京でオリンピックを開催されるのを御覧になられておられます。明日、陛下が昭和天皇と同じように、東京でのオリンピック開催を宣言されることで、歴史が一巡します。

 皇室は長年にわたり、オリンピックと比類なき絆をつないできました。昭和天皇、上皇陛下は、在位中に日本で冬季オリンピックも開催されました。本日は、このような皇室とオリンピックとの得難い絆を、IOCがどれほど貴重に思っているかをお伝えしたいと思います。

 東京2020オリンピック競技大会に向けて、日本国民が直面している未曽有の困難は、私たちには誰も想像することができません。

 東日本大震災。世界的なコロナウイルスの大流行。史上初の延期となったオリンピック。

 しかし、今日ここに集まれること自体が、日本の皆さんがこれらの困難に立ち向かってこられた証しです。

 医療従事者、看護師、そしてパンデミックを食い止めるための厳しいルールを守っている日本のすべての人たちという、多くの影の主役たちのおかげで、私たちは今、ここにいることができます。

 だからこそ、私たちは日本の皆様への感謝と称賛の気持ちをより一層強めているのです。

 本日は、私たちオリンピック関係者は、日本の皆様に危険をもたらすことのないよう、最大限の努力をしていることを、陛下に改めてお約束します。今回のオリンピックは、参加者全員に厳しいルールと対策が課せられた、史上最も制限の厳しいスポーツイベントです。これらの広範囲にわたる対策は、昨日、世界保健機関(WHO)の事務局長により承認を受け、さらに称賛されました。

 だからこそ私たちは、205の国内オリンピック委員会とIOC難民オリンピックチームのアスリート全員が開会式で一堂に会するとき、世界に向けて強力なメッセージ、すなわち平和、連帯感、耐性力と希望のメッセージを発信することができると確信しています。

 それは、全世界が待ち望んでいるメッセージです。

 世界中の何十億人もの人々がこのオリンピックに注目し、日本の人々の偉業をたたえることでしょう。

 未来への希望と自信、これこそが陛下が日本国民の皆さんの心の中に呼び起こすものなのです。

 従いまして、天皇陛下が明日、「東京2020オリンピック競技大会」の開会を宣言してくださることに、私たちは深く感謝し、謙虚に受け止めさせていただきます。

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2227847 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/22 22:33:00 2021/07/23 00:20:00
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