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飲食業界を元気づけたい…パーキンソン病と闘う実業家が聖火リレー

  
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 東京オリンピックの聖火リレーは21日、東京都内で13日目を迎え、品川区のしながわ中央公園で「トーチキス」が行われた。特設ステージには江東、品川、大田の3区で公道を走る予定だったランナーが登場し、トーチを交わし合った。14日目の22日は港区立芝公園で行われる。

聖火を掲げながら手を振る松村さん
聖火を掲げながら手を振る松村さん

 飲食店などを幅広く手がける気鋭の実業家、松村厚久さん(54)は、病の影響でぐらつく体を必死に抑えていた。社員に支えられながらステージに上がり、トーチに真っ赤な聖火をともすと、懸命に社員たちへ手を振ってみせた。「コロナ禍で厳しさが増す業界に身を置く一員として、みんなの希望になれればうれしい」と念じながら。

 20歳代後半で起業。全国に事業を拡大するまでに育て上げたが、同じ頃に体に違和感を感じ始め、40歳を前にパーキンソン病と診断された。脳の神経細胞に異常が生じて全身の筋肉がこわばり、歩行や睡眠などに支障が出る難病だ。「手足の自由はきかないが、意識がはっきりとしている分、もどかしい」と明かす。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、飲食業界にはかつてない逆風が吹く。業界全体が活気を失いつつある中で、支えてくれる社員に報いるため、力を振り絞って経営の指揮を執る。

 聖火リレーに挑むことで、病気を抱える人やコロナ禍で苦しむ人々に挑戦することの大切さを伝えたいと思った。「頑張る自分の姿を見た多くの人に勇気を持ってほしい」。ホノルルマラソンに出るという次の夢に向かって再び走り始めた。

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2226548 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/22 10:25:00 2021/07/22 12:53:46 聖火を掲げ手を振る松村厚久さん(21日午後2時19分、東京都品川区で)=米山要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210722-OYT8I50003-T.jpg?type=thumbnail
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