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開会式で走り続けたのは看護師女子ボクサー…医療現場も戦っています

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 23日の東京オリンピック開会式に、1人の女性アスリートが登場した。暗闇の中、ランニング・マシーンでトレーニングに励む。移ろう季節をプロジェクションマッピングの映像が描き出す中、彼女はストイックに走り続ける――。

東京五輪の開会式に登場した津端ありさ(2020年6月撮影)
東京五輪の開会式に登場した津端ありさ(2020年6月撮影)

 津端ありさ、28歳。首都圏の病院で看護師として働きながら、リングで戦うミドル級の女子ボクサーだ。

 「ダイエットのため」にボクシングを始め、わずか2年で全日本女子選手権に優勝した。2020年3月の東京五輪アジア・オセアニア予選(ヨルダン・アンマン)に駒を進め、韓国の選手に初戦で敗退したが、世界最終予選での出場権獲得をめざして「死ぬ気で頑張る」と誓った。

 最終予選は1年間延期された末に中止され、結局、東京五輪には出られない。だが、21年5月にロシアで開かれた国際大会で準優勝するなど、めきめき強くなっている。

開会式の冒頭に登場した津端ありさ選手(23日午後8時8分、国立競技場で)=竹田津敦史撮影
開会式の冒頭に登場した津端ありさ選手(23日午後8時8分、国立競技場で)=竹田津敦史撮影

 激務を縫ってのトレーニングでは、入院患者にもらったグラブ型のお守りが「心の支え」だ。リングで戦う姿が「応援してくれる人や患者さんたちの励みになれば、看護師としてうれしい」との思いも抱く。

 医療現場もアスリートも今、戦い続けている。そんなメッセージを、無観客の国立競技場から世界に発信した。(読売新聞オンライン)

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2229491 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/23 20:22:00 2021/07/24 10:07:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210723-OYT1I50085-T.jpg?type=thumbnail
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