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【鹿取義隆の侍解説】継投がカギ握る…侍ジャパン、28日正午に初戦ドミニカ戦

  
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 東京オリンピックの野球競技は28日から始まり、日本代表「侍ジャパン」の金メダルを目指す戦いが始まる。読売新聞オンラインのオリンピック特設ページで日本戦のリアルタイム解説者を務める鹿取義隆さん(読売新聞スポーツアドバイザー)に、大会の見どころを聞いた。

 本番まで1か月を切ったところで、投手が2人入れ替わった。田中(楽天)とともに先発2本柱として期待されていた菅野(巨人)に代わるのは山本(オリックス)か。故障明けで追加招集された千賀(ソフトバンク)は今季、実戦での登板が少なく不安の残る内容だが、過去の実績を見込んで起用することになるだろう。

 同時に追加招集された伊藤(日本ハム)は交流戦3勝といい投球を見せていた。先発もリリーフもこなすので、貴重なコマとして期待できる。

直前合宿で調整するオリックスの山本由
直前合宿で調整するオリックスの山本由

 終盤の七~九回は山崎(DeNA)、平良(西武)、栗林(広島)が担うだろう。そこまでにどうつなぐか。阪神では先発ローテーションの変則派、青柳(阪神)の使い方も大きなポイントだ。トーナメントでは先発の見極めを早くする必要があり、イニングを消化する2番手が重要な役割を担う。

 2019年の「プレミア12」では28人登録できた選手が、今回は4人減る。打線や守備のバリエーションはそう多くはならないだろうが、指名打者(DH)をどうするか。一塁・浅村(楽天)、二塁・菊池涼(広島)なら、山田(ヤクルト)が現実的ではないか。吉田正も候補だが、外野手は人数が少ないので、できるだけ守らせたい。

 対戦相手だが、初戦のドミニカ共和国には集中していきたい。米大リーグで活躍したベテランに、パワーやテクニックのある若い選手がいる。投手陣には巨人でいずれも今季5勝しているメルセデスとサンチェスが新たに選出された。日本の選手を知っている選手がいるのは嫌なものだ。緊張感のある最終予選を3戦全勝で勝ち上がり、チームとして勢いがある。打ちだしたら止まらない強力打線が看板だけに、日本としては初戦で一番状態の良い投手を起用して打ち合いの展開は避けたいところだ。

 韓国も侮れないが、金メダルの最大のライバルは米国か。予選はいい勝ち方が多く、チーム防御率も2.50と安定していた。ただ、日本には動くボールに対応できる打者がそろっている。うまくつないで得点圏に走者を置き、重圧をかけ続けたい。

 国際大会では、球審によってストライクゾーンのばらつきが大きくなる。経験豊富な選手たちで分かっているとは思うが、できる限り早くストライクゾーンの傾向を把握する必要がある。

鹿取 義隆
(かとり・よしたか) 1957年、高知県出身。高知商-明治大から79年に巨人へ入団。右サイドスローからキレのいいストレートと変化球を繰り出す救援投手として、80年代のジャイアンツで大活躍した。90年に移籍した西武でもリリーフ陣の柱となり、パ・リーグを5連覇したライオンズの黄金期を支えた。90年に最優秀救援投手のタイトルを獲得。プロ19年間で755試合に登板し、91勝46敗131セーブ、防御率2.76。97年に現役を引退後は、巨人のコーチ、ゼネラルマネジャー(GM)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表のコーチなどを歴任。現在は読売新聞のスポーツアドバイザーを務める。

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2237999 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 13:07:00 2021/07/29 13:04:50 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210726-OYT1I50155-T.jpg?type=thumbnail
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