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わずか11歳で米「Xゲームズ」準優勝…西矢椛、代表コーチが語る「強さの秘密」

 
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 国内史上最年少の13歳で「金」。あどけなさの残る「もみじスマイル」が人々の記憶に刻まれた。スケートボード女子ストリートの西矢 もみじ 選手(13)(ムラサキスポーツ)。笑顔がモットーの中学2年生が、東京五輪で大輪の花を咲かせた。(竹田章紘)

演技後に笑顔を見せる西矢椛選手(26日、有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影
演技後に笑顔を見せる西矢椛選手(26日、有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影

 「世界で知らない人がいないくらい有名なスケーターになりたい」。大会前、そんな無邪気な夢を語っていた。いつも大事にしているのは「楽しく滑ること」。その言葉通り、競技会場ではカメラに向かって何度もピースするなど、終始リラックスしていた。

 スケートボードをやっていた兄、 はやて さん(16)の影響で、スケボーに乗り始めたのは6歳の頃。地元・大阪府松原市のスケートパークに通い、父親の翔さん(39)が海外選手の動画を研究して指導した。翔さんも「楽しくなければ続かない」との考えで、練習は1日3~4時間。雨の日は完全オフにしてきた。

 それでも、11歳で挑んだ2019年の日本選手権で5位入賞。同年に米国で行われた賞金大会「Xゲームズ」では準優勝し、めきめきと頭角を現した。

 日本代表チームの早川大輔コーチ(47)によると、強さの秘密は「天性のバランス感覚」にある。無駄のない美しい滑りで、成長期で身長が伸びた分、ダイナミックな技もできるように。6月にイタリアで行われた世界選手権で2位に入り、五輪出場を決めた。

 13歳にして世界で戦うが、母親の智実さん(39)によると、素顔は「普通の中2女子」。息抜きはユーチューブで見るお笑いやゲームで、「五輪が終わったら焼き肉を食べたい」と両親にリクエストしていた。

 迎えた五輪本番。決勝では途中まで劣勢だったが、一発技を競う4回目の試技で高得点を出し、首位に躍り出た。そのまま金メダルを決め、うれし涙をあふれさせた。「家族にメダルをかけてあげたい」

 世界の「 MOMIJI 」になった13歳。試合後、今後のことを聞かれると、にっこりしてこう答えた。「パリ五輪に出て優勝したい」。3年後、成長した「スマイル」を見せてくれるに違いない。

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2236059 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/26 19:46:00 2021/07/27 10:04:02 スケートボード女子ストリート決勝に出場し、笑顔を見せる西矢椛(26日、有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210726-OYT1I50154-T.jpg?type=thumbnail
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