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西矢椛と中山楓奈、試技の合間に会話…中身は「聴いている音楽の話題」

 
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 女子ストリートで、13歳の西矢椛が金、16歳の中山楓奈が銅メダルに輝いた。西矢は予選を2位で通過し、決勝のベストトリックで高難度の技を連発した。13歳でのメダル獲得は日本勢史上最年少。西村 碧莉あおり (木下グループ)は8位だった。

スケートボード女子ストリート決勝で華麗な技を見せる西矢椛=守谷遼平撮影
スケートボード女子ストリート決勝で華麗な技を見せる西矢椛=守谷遼平撮影

 初の五輪女王をかけた勝負を制したのは、13歳の西矢だった。「メダルとか意識してなくて『取れたらいいな』ぐらいだったんで。やっぱ、取れてうれしいです」。トレードマークの笑顔がはじけた。

 一発の技を競うベストトリック(BT)を立て続けに2回失敗し、全7回の試技のうち4回を終えた時点で8人中最下位。さすがに「焦りがあった」と言うが、そこから集中力を高めた。コースの中でも攻略が難しいとされる階段12段分のレールに果敢に挑み、難度の高いトリックを3本連続で成功。同じレールに挑んだ選手が高低差や滑走距離の長さに苦しむ中、鮮やかに着地を決めた。

 6歳の時、二つ上の兄を追ってスケートボードを始めた。次々に難しい技をこなす抜群の身体能力とバランス感覚が魅力だ。10代のトップスケーターがひしめく日本勢にあって、6月の世界選手権で2位に入るなど今季に入って急激な成長を遂げ、五輪代表の座をつかんだ。

 2位にも13歳のライッサ・レアウ(ブラジル)が入ったように、「時代が変わっていくタイミングかも。1秒ずつ進化しているのがスケートボード」と日本代表の早川大輔コーチは言う。一気に女王へと上り詰めた西矢は、その象徴だ。

 西矢と銅メダルの中山は、試技と試技の合間に笑顔で会話していた。中身は聴いている音楽の話題。4年に1度の本番に向けて、生活の大部分をささげる――。そんな悲壮感はどこにもなかった。

 「みんなが『おおっ』とか言ってくれるから楽しい」と西矢。子どもたちの日常に五輪スポーツが溶け込み、「将来なりたいもの」だったメダリストは「今なりたいもの」へ変わっていくかもしれない。(畔川吉永)

  ◆スケートボード・ストリート =街にある階段や手すりの形をしたセクション(構造物)をコースに設置。そのセクションを使ったトリック(技)の難易度や独創性、全体の流れなどを採点する。自由に45秒間滑る「ラン」を2回行った後、単発の技で競う「ベストトリック」を5回実施。計7回のうち高得点の4回の合計得点で順位を決める。

          ◇

▽女子ストリート予選

 〈1〉中山楓奈(ムラサキスポーツ)15.77点=決勝進出〈2〉西矢椛(ムラサキスポーツ)15.40点=決勝進出〈5〉西村碧莉(木下グループ)12.82点=決勝進出

▽決勝

 〈1〉西矢15.26点〈2〉レアウ(ブラジル)14.64点〈3〉中山14.49点〈8〉西村6.92点

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2237083 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 05:00:00 2021/07/27 09:06:45 スケートボード女子ストリートで華麗な技を見せる西矢椛(26日、有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50032-T.jpg?type=thumbnail
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