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体操男子団体「銀」…0・103点差 連覇逃す

   
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橋本大輝の鉄棒の演技=関口寛人撮影
橋本大輝の鉄棒の演技=関口寛人撮影

 男子の団体総合決勝が行われ、予選1位の日本(橋本大輝=順大、萱和磨=セントラルスポーツ、北園丈琉=徳洲会、谷川航=セントラルスポーツ)は計262・397点で銀メダルとなり、2連覇を逃した。日本は6種目を通じて大きなミスはなく、最終種目の鉄棒で追い上げたが、262・500点で優勝したロシア・オリンピック委員会(ROC)に0・103点及ばなかった。中国が261・894点で2大会連続の銅メダルとなった。

橋本、北園新世代の輝き

あん馬の演技を終えてガッツポーズする萱和磨
あん馬の演技を終えてガッツポーズする萱和磨

 暫定3位で迎えた最終種目の鉄棒。日本の最後に登場した橋本が、後方伸身2回宙返り2回ひねり下りの着地を止め、2位の中国を逆転した。仲間と抱き合い、喜んだのもつかの間、首位のROCまでは0・103点届かなかった。「新しい体操ニッポンを作る」と誓った初出場の4人の挑戦は、銀メダルで幕を閉じた。

谷川航のつり輪の演技
谷川航のつり輪の演技

 勝敗を分けたのは紙一重の差。全18演技で転倒や落下などの大きなミスは出さなかったが、跳馬や鉄棒で出たわずかな着地の乱れが積み重なり、最後に響いた。団体主将の萱は、「内容は金メダルだったが、結果は銀メダル。相手が一枚上手だった」と受け入れた。

 絶対的支柱だった内村航平(ジョイカル)を擁し、リオデジャネイロ大会で絶頂期を迎えた日本は、その後、世代交代期に入った。世界選手権は3位止まりで、ROCと中国の壁を越えられなかった。

 水鳥寿思監督は、底上げを図るために、6種目の難度点の合計が高い選手を代表選考会で優遇する内規を設けるなど、次々と手を打った。大会の1年延期で得た準備期間で、中堅の萱と谷川は技の熟練度を上げ、10代の橋本と北園は演技構成の難度を引き上げた。

 水鳥監督は、「この演技を東京でできれば金メダルが取れると思っていた。これでも勝てないのかと思い知らされた」と振り返り、橋本は「この0・1点には重みがある」と言った。3年後のパリ大会に向けて、この悔しさを忘れなければ、きっと大きな財産になるはずだ。

(増田剛士)

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2237029 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 05:00:00 2021/07/27 05:00:00 体操男子団体総合決勝 橋本大輝の鉄棒の演技(26日午後9時38分、有明体操競技場で)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50039-T.jpg?type=thumbnail
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