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萱 母へ感謝の「銀」…体操男子団体

  
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表彰式で銀メダルを手にする萱選手(26日、有明体操競技場で)
表彰式で銀メダルを手にする萱選手(26日、有明体操競技場で)

 銀メダルを獲得した体操男子団体チームの主将、萱和磨選手(24)(セントラルスポーツ)は演技が終わるたび、代名詞の「ガッツポーズ」を繰り返した。仲間を鼓舞するため、そしてテレビの向こうで観戦している母、恵子さん(52)に届けと力強く拳を握った。

 母は、どんな小さな大会でも応援に来てくれた。試合前には地元の神社を訪れ、手を合わせた。「どうか、ケガをしませんように」

 息子にも一つ、必ずしてきたことがある。表彰式で受け取る「ビクトリーブーケ」のプレゼントだ。「せめて花束を渡すくらいの親孝行をと思って」。少し照れくさそうに言う。

 母は受け取った花を写真に収め、ドライフラワーにすることもある。「今日も渡すからね」と大会前に約束してくれる息子の言葉がうれしい。

 決勝の舞台となった有明体操競技場(東京)は無観客で、母の姿はなかった。「金メダルを見せてあげるよ」と誓っていたが、僅差の銀メダルだった。

 母はいつも通り、神社で無事を祈った。試合後、胸を張って仲間を励ます息子の姿に、「テレビの画面越しでも、やりきった気持ちが伝わってきた。お疲れさまと言ってあげたい」。

 憧れ続けた東京五輪の表彰台。ビクトリーブーケの中には、被災地・宮城県産のヒマワリがあった。花言葉の一つは「愛慕」。銀メダルと一緒に、母に手渡す。(森田啓文)

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2237155 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 05:00:00 2021/07/27 05:00:00 銀メダルを獲得し表彰式に臨む萱和磨選手(26日、有明体操競技場で)=三浦邦彦撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail
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