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光り輝く裸の上半身、今や五輪名物…テコンドー男子のトンガ旗手はスキー・カヌーにも挑戦

 
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 光り輝く裸の上半身は今や五輪の名物かもしれない。23日夜に行われた開会式。入場行進でトンガの旗手を務めたテコンドー男子のピタ・タウファトフアは、マスク姿で筋骨隆々の肉体を披露し、国旗を掲げた。3季連続の五輪出場に「来るたびに喜びを感じる。名誉なことだ」。

開会式で旗手を務めたトンガのピタ・タウファトフア
開会式で旗手を務めたトンガのピタ・タウファトフア

 最初に注目を集めたのは初出場だった2016年リオデジャネイロ五輪。民族衣装をまとい、裸の上半身にココナツオイルを塗って入場した。ノルディックスキー距離に転向して臨んだ18年平昌五輪の開会式でも極寒の中、「トンガの伝統に従いたかった」とリオ五輪と同様の姿で登場。喝采を浴び、「太平洋に浮かぶ小さな島国」の名は世界に広く知られることとなった。

 トンガ人の父と豪州人の母を持つ37歳。5歳からテコンドーを始めた。「諦めない男には勝てない」という信念の下、17年にスキーに挑戦。雪のない常夏のトンガにあってローラースキーで猛練習し、同国初の夏冬両方の五輪代表となった。いずれの競技も本番で結果は出なかったが、向上心が失われることはなく、その後はカヌーにも挑んだ。

 青少年カウンセラーを務めた経験もあり、自らの人生を通じ、子どもたちに「不可能はない」と伝える。東京五輪には再びテコンドーの選手として出場。「次の五輪選手になる若者を鼓舞する」という思いを貫く。

 新型コロナウイルスの影響で大半の会場が無観客となった今大会。中継を見る人々へのメッセージを問われると、こう答えた。「日没の後には、必ず日の出がやってくる。私たちは今、夕日の中にいるが、再び太陽が昇ることを保証しよう」(井上敬雄)

他にもいる二刀流

 夏と冬の両方の五輪に出場する「二刀流」アスリートは今大会も注目を集める。スケートボード男子パークに出場する平野歩夢(TOKIOインカラミ)は、冬はスノーボードのハーフパイプで2014年ソチ、18年平昌の2大会で連続銀メダルに輝いた。米国の野球代表エディ・アルバレスは、銀メダルを獲得したソチ五輪ショートトラック男子5000メートルリレーのメンバーで、20年に米大リーグでデビューしている。また、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長は、夏は自転車で3回、冬はスピードスケートで4回、五輪に出場。1992年アルベールビル五輪では1500メートルで銅メダルを獲得した。

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2237661 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 11:19:00 2021/07/27 11:46:52 トンガ(23日)=三浦撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50100-T.jpg?type=thumbnail
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