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「銅」安藤が重量挙げを始めた理由は「沖縄に行きたかった」

   
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 東京オリンピックの女子重量挙げ女子59キロ級で安藤美希子が悲願の銅メダルを獲得した。スナッチで6位につけると、得意のジャークで3回目に最後の力を振り絞って120キロのバーベルを持ち上げた。成功を確認すると、その場に倒れ込むように頭を床につけ、しばらく動かなかった。

女子重量挙げ59キロ級でメダルを確定させ笑顔の安藤美希子(27日、東京国際フォーラムで)
女子重量挙げ59キロ級でメダルを確定させ笑顔の安藤美希子(27日、東京国際フォーラムで)

 重量挙げとの出会いは、ひょんなことからだった。 

 千葉県出身。家族が「ひもを付けておかないと、どこに行くか分からない子どもだった」と振り返るほど活発だった。3歳から器械体操を始め、中学では陸上部で四種競技。体操を経験したことで、バーベルを引き上げる時に必要な股関節の柔らかさがプラスとなった。

 身体能力が高く、3年の体育祭で応援副団長を務めた際のエピソードがある。「応援合戦の途中で間を持たせるため、バック宙を決めた。教員の間では語り草になっている」という。

 埼玉栄高に進んだのは、体育教師になるため。部活動を決める際、フェンシングや空手の勧誘も受けて体験したが、先輩から「全国大会が沖縄である。行けるかも」と誘われ、軽い気持ちでウェートリフティング部に入った。「飛行機に乗ったことがなかったし、行ったことがない沖縄に行きたかった」という何気ない気持ちが、アスリート人生を決めた。

「沖縄に行きたかった」「重い物を持ち上げて褒められる」

 「競技名も知らなかった」という重量挙げを始めると、「重い物を持ち上げて褒められるのが良かった。練習した分、数字になって表れる」と打ち込んだ。負けず嫌いな性格。練習もコツコツやり、1年生の夏過ぎから、めきめき記録が伸びた。

 2012年ロンドン五輪は代表から外れた。はい上がってリオデジャネイロ大会で5位入賞。東京五輪でのメダルをターゲットに、練習の拠点を韓国に移したが、コロナ禍による日韓間の入国制限の影響で、韓国になかなか戻れないなど、ここまでの道は平たんではなかった。

 迎えた東京五輪。重量挙げの女子では三宅宏実に次ぐメダリストに、そして日本勢として3大会連続でメダルをつないだ。

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2239076 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/27 17:57:00 2021/07/27 19:47:22 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50179-T.jpg?type=thumbnail
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