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「早く父にメダルかけてあげたい」…重量挙げ・安藤美希子が悲願の「銅」

 
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 「早く父にメダルをかけてあげたい」。悲願の銅メダルを手にした重量挙げ女子59キロ級の安藤美希子選手(28)(FAコンサルティング)は、晴れやかに言った。

銅メダルを手に笑顔の安藤美希子(27日、東京国際フォーラムで)=冨田大介撮影
銅メダルを手に笑顔の安藤美希子(27日、東京国際フォーラムで)=冨田大介撮影

 22年前、仕事中に倒れた父、 美生よしお さん(65)は、右半身がまひし、言語機能の大半を失った。小学生だった娘は介助を手伝い、作文に「理学療法士になりたい」とつづった。

 その父が昨年末、新型コロナに感染した。入院先の医師から、容体の悪化に備えて「お父さんの生きがい」を問われた。

重量挙げ女子59キロ級に挑む安藤美希子選手(27日、東京国際フォーラムで)=冨田大介撮影
重量挙げ女子59キロ級に挑む安藤美希子選手(27日、東京国際フォーラムで)=冨田大介撮影

 しばらく考え、頼んだ。「『娘の五輪を応援するんでしょう』と呼びかけてください」。その後、回復した父に五輪の客席で喜んでもらうことは、自分にとって大切な目標になった。

 無観客のため観戦はかなわなかったが、父がうれし泣きする姿は、はっきり目に浮かぶ。「メダルだよ」。選手村を出たらすぐ、父に会いに行く。(森田啓文)

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2240039 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/28 01:03:00 2021/07/28 01:03:00 主ニュー・重量挙げ女子59キロ級で銅メダルを手に笑顔を見せる安藤美希子(27日、東京国際フォーラムで)=冨田大介撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210727-OYT1I50226-T.jpg?type=thumbnail
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