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五十嵐ビッグエア「銀」、世界トップクラス証明…「日本のためにメダル取れたことは忘れない」

 
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サーフィン男子で銀メダルに輝いた五十嵐カノア(27日、釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで)=守谷遼平撮影
サーフィン男子で銀メダルに輝いた五十嵐カノア(27日、釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで)=守谷遼平撮影

 今大会からの新競技で、男子の五十嵐カノア(木下グループ)が銀メダル、女子の都筑 有夢路あむろ が銅メダルを獲得した。五十嵐は大技を決めて準決勝を突破したが、決勝では思うように波に乗れず、イタロ・フェヘイラ(ブラジル)に敗れた。都筑は準決勝で優勝したカリッサ・ムーア(米)に敗れたが、3位決定戦を制した。男子の大原洋人は準々決勝で敗退した。

決勝は波乗れず

 35分間で争う決勝。五十嵐は相手を上回る14回のライディングを試みた。しかし、得点は伸びない。波に恵まれず、逆転の糸口をつかめないまま終了のブザーが響いた。金メダルを逃した悔しさと、五輪の舞台でサーフィンの魅力を表現できたうれしさがこみ上げ、涙があふれた。

 頂点は逃したが、初めての五輪で世界トップクラスの実力を証明した。準決勝の終盤、空中に飛び出す豪快なエアリアルに成功。10点満点中9・33点を挙げ、世界ランキング首位のガブリエル・メジナ(ブラジル)を逆転で破ってメダルを確定させた。

 東京五輪でのサーフィン実施が決まってから、朝起きた時に「きょうは金メダルのために何ができるか」を考えるのがルーチンだった。自らに重圧をかけるあまり、眠れない日もあった。「日本のためにメダルを取れたことは、一生忘れない」と胸を張った。

 父・勉さん(57)の手ほどきを受け、3歳から波に乗り始めた。米カリフォルニアを拠点に腕を磨き、幼少期から活躍。18歳の若さで世界最高峰のチャンピオンシップ・ツアー(CT)に参戦し、着々と力をつけてきた。

 会場の釣ヶ崎海岸は、東京出身の勉さんが足しげく通い、自身も幼い頃から日本に来るたび波に乗った場所。「お父さんと一緒にサーフィンを始めた頃、(僕が)五輪でメダルを取るサーファーになるとは思っていなかったと思うので、(父も)絶対うれしいと思う」。家族の思い出の地で、初代メダリストに名を刻んだ。(増田剛士)

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2240101 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/28 05:00:00 2021/07/28 08:19:34 サーフィン男子決勝、鋭いターンを披露する五十嵐カノア(27日、釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210728-OYT1I50041-T.jpg?type=thumbnail
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