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敗れてなお「絶対王者」のリネール、自国開催パリ五輪に意欲…柔道

   
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柔道男子100キロ超級3位決定戦で原沢久喜(左)を破ったテディ・リネール
柔道男子100キロ超級3位決定戦で原沢久喜(左)を破ったテディ・リネール

 敗れた後にこそ「絶対王者」の強さがあった。30日の柔道男子100キロ超級で五輪3連覇を逃したテディ・リネール(仏)。それでも、銅メダルを確保し、「全てのアスリートは人生で一度はメダルを手にしたいと思うもの。銅でもうれしい」と喜んだ。

 国際大会への出場を厳選し、世界ランクを下げていたためノーシードで臨んだ今大会。3戦目となる準々決勝で、タメルラン・バシャエフ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)に延長戦の末、技ありを奪われて敗れ、金メダルの望みを絶たれた。

 だが、ショックは引きずらなかった。敗者復活戦を制し、3位決定戦では原沢久喜(百五銀行)に完勝。2016年リオデジャネイロ五輪の決勝で戦った因縁の相手を再び退け、08年北京五輪の銅を含め4大会連続の表彰台を死守した。

 昨年2月、日本の影浦心(日本中央競馬会)に敗れて、約10年かけてマークした国際大会の連勝が154で止まった。新型コロナウイルスの影響や五輪延期に加え、故障もあり、「準備が難しかった」。32歳となり、強さにも陰りが出てきた。闘争心を支えるのは、五輪への飽くなき意欲だ。

 自国開催の24年パリ五輪を集大成と位置づける。記者会見では「どの五輪も夢の舞台で、人生をかけた夢」と語った。屈辱を胸に刻み、再スタートを切る。(北谷圭)

仏メディアも驚きの報道

 五輪3連覇を果たせなかったリネールについて、仏メディアは驚きをもって報じた。新聞(電子版)やテレビは次々に敗北を伝え、仏紙ル・モンドは「歴史的な3連覇を達成することができなかった」などと記した。一方、銅メダル獲得には、ツイッターに「メダルの色に関係なくあなたは私たちのチャンピオンだ」といったコメントが投稿され、「パリ五輪で金メダル獲得を」と期待する書き込みもあった。(パリ 山田真也)

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2250820 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/31 15:00:00 2021/07/31 15:09:13 柔道男子100キロ超級3位決定戦、フランスのテディ・リネール(右)と対戦する原沢久喜(30日、日本武道館で)=竹田津敦史撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210731-OYT1I50093-T.jpg?type=thumbnail
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