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豪州先住民ルーツのバスケ選手、フリーマンさんに続く「国民融和の象徴」に

  
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 東京五輪のオーストラリア選手団で、バスケットボール男子のパティ・ミルズ選手(32)が豪州先住民にルーツを持つアスリートとして初めて旗手を務めるなど、注目を集めている。

31日、ドイツ戦で、ドリブルで攻め込むミルズ選手(中央)=ロイター
31日、ドイツ戦で、ドリブルで攻め込むミルズ選手(中央)=ロイター

 身長1メートル85、NBA(米プロバスケットボール協会)でもプレーするミルズ選手は31日、1次リーグのドイツ戦に出場した。鋭いドリブルで敵陣に切り込み、チーム最多の24得点を挙げて勝利に貢献。1次リーグ3連勝で8強入りする原動力になった。

 母国では、2000年シドニー大会の陸上女子400メートルで優勝した先住民キャシー・フリーマンさん(48)のような「国民融和の象徴」と見られている。豪州には、1970年頃まで白人社会への「同化」を目的に先住民の親子を強制隔離する政策を取った「負の歴史」がある。フリーマンさんは、先住民と白人の融和をテーマの一つとしたシドニー大会で聖火の最終走者に選ばれた。水の中の聖火台に点火したシーンは五輪史に残る名場面とされる。

 その姿に鼓舞されてきたというミルズ選手は「我々は長い道のりを越えてきた」と語る。今大会で豪州選手団の先住民選手は16人と前回大会から6人増えた。自身が豪州旗を手に入場した開会式を中継で見た人は、テレビ視聴者として今年最多の270万人超に上った。

 ミルズ選手は7月22日の記者会見でこう強調した。「豪州が一丸となることがすべて」。バスケ男子初のメダル獲得を目指し、3日の準々決勝に挑む。(ジャカルタ支局 川上大介)

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2251531 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/31 21:42:00 2021/07/31 23:10:03 Tokyo 2020 Olympics - Basketball - Men - Group B - Australia v Germany - Saitama Super Arena, Saitama, Japan - July 31, 2021. Patty Mills of Australia in action with Johannes Voigtmann of Germany REUTERS/Brian Snyder https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210731-OYT1I50182-T.jpg?type=thumbnail
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