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射撃の中山由起枝が引退表明、夫とペア出場・長女がエール…家族に支えられた競技人生

  
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射撃混合クレー・トラップ予選に出場した中山由起枝(31日、陸上自衛隊朝霞訓練場で)=ロイター
射撃混合クレー・トラップ予選に出場した中山由起枝(31日、陸上自衛隊朝霞訓練場で)=ロイター

 射撃女子で5度目の五輪出場となった中山由起枝選手(42)が31日、現役引退を表明した。シングルマザーとして育ててきた長女の 芽生めい さん(19)に励まされ、昨年3月に結婚した大山重隆選手(39)とペアを組み、同日行われた新種目の混合クレー・トラップに臨んだ。決勝進出はならなかったが、家族に支えられた競技人生を「最後まで諦めずにやってよかった」と振り返った。(帯津智昭)

 最後の舞台に向かう朝、中山、大山両選手のスマホにLINEでメッセージが届いた。「私をここまで育ててくれて、 沢山たくさん の夢を見させてくれて、勇姿を見せてくれて、ありがとう!」(原文ママ)

 芽生さんからだった。「やるしかない。自分らしく全力で撃ち抜こう」と中山選手が気合を入れ直した。「(芽生さんは)応援団長だからな」と大山選手がほほ笑んだ。大山選手も、第一線から退く。

 空中に放出される「クレー」と呼ばれる皿を散弾銃で狙う種目で、中山選手は計3ラウンドのうち、全てに命中させる25点満点を2度マーク。大山選手も最終ラウンドで満点をたたき出した。予選5位で敗退したが、合計145点は2人のベストスコアだった。

 高校までソフトボールの捕手だった中山選手は、社会人になって射撃を始めた。五輪初出場は2000年シドニー大会で、翌年に芽生さんを出産し、育児をしながら国内トップ選手として活躍してきた。

 今大会の戦いを終え、中山選手は昨年手術を受けていたことを明かした。脳神経の異常が見つかったという。「リハビリとトレーニングで、いろいろな人に支えてもらった」。術後に競技力が戻らなければ、既に内定していた五輪代表の座を返上するつもりだった。

 「選手として最後に国際大会の舞台に立てて、本当に感謝しています」と中山選手。晴れやかな笑顔が、そこにあった。

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2251713 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/31 22:53:00 2021/08/01 00:13:32 Tokyo 2020 Olympics - Shooting - Mixed Trap Team - Qualification - Asaka Shooting Range, Tokyo, Japan  https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210731-OYT1I50193-T.jpg?type=thumbnail
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