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入江、決死カウンター…ボクシングフェザー級

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 日本女子初のメダルを決めていた入江聖奈(日体大)が、フェザー級準決勝で2019年世界選手権3位のカリス・アーティングストール(英)を3―2の判定で破って決勝に進み、銀メダル以上を確定させた。3日の決勝で同選手権優勝のネスティ・ペテシオ(フィリピン)と対戦する。男子フライ級2回戦の田中亮明(中京高教)は、16年リオデジャネイロ大会銅の胡建関(中国)を3―1の判定で破り、準々決勝に進んだ。

最終R 劣勢はね返す

ボクシング女子フェザー級、英国のカリス・アーティングストール(右)を破って決勝進出を決めた入江聖奈=冨田大介撮影
ボクシング女子フェザー級、英国のカリス・アーティングストール(右)を破って決勝進出を決めた入江聖奈=冨田大介撮影

 第2ラウンドで劣勢だった入江は、腹をくくった。「3ラウンドで負けたら一生後悔する」。距離を詰めてパンチを繰り出す英国選手に対し、カウンターの右フック、ストレートで応戦。折れずに手数を重ねた執念は実る。判定は3―2。「負けたかな」との思いとは裏腹に、勝ち名乗りを受けた。

 2012年ロンドン五輪で正式種目に採用され、3大会目となる女子ボクシング。お笑いコンビ・南海キャンディーズの「しずちゃん」こと山崎静代さんらが出場を目指してきたがかなわなかった。そのロンドンでは、村田諒太が同競技で1964年東京大会以来となる金メダルを獲得。ボクシングファンが熱狂するさまに、当時小学生だったボクシング少女は憧れを抱いた。

 開催国枠ではなく、自力で東京五輪の予選を突破し、フライ級の並木月海(自衛隊)とともに日本女子で初めて五輪ボクサーとなった。「オリンピックと言ってもメダルを取らないと誰も注目しない」。女子ボクシングの知名度を上げたい強い思いで、結果にこだわり続けた。

 金メダルまであと一歩。銅メダル以上を確実にした準々決勝の勝利の後に「5ミリ開いた」と話していた歴史の扉は、「5センチ開いた」と言ってはにかんだ。ボクシングで日本勢が初の金メダルを獲得したのは、前回の東京大会だった。「相手を倒すくらいの気持ちで右ストレートを打ち込みたい」と入江。再び訪れた東京の舞台で、今度は女子の扉をこじ開ける。(今井恵太)

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2251915 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/01 05:00:00 2021/08/01 05:00:00 ボクシング女子フェザー級準決勝 英国のカリス・アーティングストール(右)を破って決勝進出を決めた入江聖奈(31日、国技館で)=冨田大介撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210801-OYT1I50005-T.jpg?type=thumbnail
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