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侍快勝1位通過、山田3ラン「体のキレもいい」…野球

   
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 横浜スタジアムで1次リーグ最終戦が行われ、A組の日本はメキシコを7―4で下し、2連勝で1位通過を決めた。日本は二回、甲斐(ソフトバンク)の中前打で追いつくと、三回に内野ゴロの間に勝ち越し、その後も山田(ヤクルト)の3ランや坂本(巨人)のソロなどで加点した。B組は米国が韓国に4―2で勝ち、1位通過。日本は2日午後7時から米国との決勝トーナメント初戦に臨む。

2安打2盗塁

4回1死1、3塁、山田哲人(右から2人目)が3ランを放ち迎えられる=吉野拓也撮影
4回1死1、3塁、山田哲人(右から2人目)が3ランを放ち迎えられる=吉野拓也撮影

 日本のリードオフマンが1次リーグの1位通過に導いた。初戦に続いて1番に座った山田が3ランを含む2安打4打点。「体のキレもいいし、バットも振れている」と笑顔がはじけた。

 1点リードの四回、メキシコの2番手右腕の速球をとらえた。「コンパクトにいったが、たまたま角度が付いた」という打球は左翼席に飛び込む3ランに。日本にとって今大会初となるアーチで試合の流れをたぐり寄せ、稲葉監督は「チームに勇気をもたらす大きな本塁打」とたたえた。

 豪快な一打ばかりではない。八回には二死からの好機で中前打を放って7点目をたたき出し、走っては2度の盗塁にも成功した。「求められているのは打撃だけではない。走塁もすごく大事」。指揮官が掲げる「スピード&パワー」の野球を体現した。

 国内フリーエージェント(FA)権を行使せずにヤクルトへの残留を決めた今季、精神面の充実ぶりが際立つ。どこか人任せだった高校時代には断っていた主将に志願。ヤクルト・高津監督は「今年は、初めて聞くぐらいの声で、ベンチで応援していた」。自ら背負った責任感が行動を変えた。

1次リーグ各組順位は次の通り。【A組】〈1〉日本〈2〉ドミニカ共和国〈3〉メキシコ【B組】〈1〉米国〈2〉韓国〈3〉イスラエル
1次リーグ各組順位は次の通り。【A組】〈1〉日本〈2〉ドミニカ共和国〈3〉メキシコ【B組】〈1〉米国〈2〉韓国〈3〉イスラエル

 1位通過を決めても「まだ世界一になったわけじゃない。残り、3連勝したい」と気を引き締める。決勝トーナメントで3連勝した先には金メダルが待つ。10歳代の頃、テレビの前で、競泳の北島康介さんや柔道の谷亮子さんらの姿にくぎ付けになった。かつて憧れた金メダリストに肩を並べるまで、背番号1は突っ走る。(深井千弘)

  日本・稲葉監督 「(甲斐)拓也がしぶとく打って同点になったから、こっちのペースに持ち込めた。みんな、バットが振れるようになってきている。明日、練習して、あさってがナイターだから、ゆっくり時間が取れる。これは大きい」

森下粘った5回2失点

メキシコ打線を相手に好投した森下暢仁
メキシコ打線を相手に好投した森下暢仁

 初体験の五輪マウンドに、23歳の森下(広島)は「自分の球を投げられていない感覚があった」。独特の緊張感は想像以上だった。それでも崩れず、5回2失点と先発の仕事を果たした。

 一回、先頭打者への安打と暴投の後、簡単に適時打を許した。速球に対応する外国人打者の強さを再認識させられ、「カーブ、チェンジアップをしっかり投げないといけない」。その後は持ち味の緩急を駆使しながら丁寧にコーナーを突き、きちんと試合を作った。

 新人だった昨季は、明大時代の恩師・善波達也さん(58)にも支えられた。登板ごとにもらう助言を基に電話などで「反省会」を行った。今季は一切行わず、自ら考えて課題と向き合っている。そうして日々磨く修正力を、五輪という大舞台でも生かしたようだ。

 「次の登板があればゼロを並べたい」。試合後は反省ばかりを口にしたが、間違いなく勝利の立役者の一人だった。

 (森井智史)

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2251909 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/01 05:00:00 2021/08/01 05:00:00 野球1次リーグ 日本-メキシコ 4回1死1、3塁、山田哲人(右から2人目)が3ランを放ち迎えられる(31日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210801-OYT1I50007-T.jpg?type=thumbnail
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