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陸上男子100メートル、日本3人敗退…山県・多田・小池

  
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 どれだけ準備しても隙を見せればわずか1レース、約10秒で終わりを告げる。「100メートルとはそういうもの。(原因は)時間をおいて考えたい」。シビアさは骨身にしみているはずの山県も、敗退の現実を受け入れられない様子だった。

男子100メートルで予選敗退した山県亮太
男子100メートルで予選敗退した山県亮太

 9秒95の山県、9秒98の小池、10秒01の多田。自己記録を見れば日本史上最速メンバーだった。しかし、山県は持ち味の後半で伸びない。多田は得意のスタートで隣の米国選手に先行されて力みが出た。小池は序盤から上体が浮き、先頭争いに加われなかった。

 コロナ禍で海外の強豪の状態は未知数だった。とはいえ、五輪参加標準記録が前回リオデジャネイロ大会より0秒11速い10秒05に設定されたことを考えれば、予選からハイレベルな争いになったのも当然と言える。リオ大会の予選ではいなかった9秒台が、全体トップの9秒91をマークしたアンドレ・ドグラス(カナダ)ら4人。全米王者トレーボン・ブロメルですら10秒05の組4着で、タイムで拾われての通過だった。

 日本選手団主将の重責を担った山県は「五輪は特別だが初めてではない。(レベルの高さは)予想外だが、10秒0台を出せば問題なかった」。小池は「ここで合わせられるのが強さ」と完敗を認め、多田は「自分のレースが全くできなかった」と肩を落とした。

 世界中のトップ選手がウサイン・ボルト(ジャマイカ)の後継者の座を闘志むき出しで狙ってきた。日本勢は予選から始まっていた真剣勝負に、それに見合うテンションと覚悟で臨んだだろうか。タイム差だけではない、大きな差があった。

 (平野和彦)

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2251975 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/01 05:00:00 2021/08/01 05:00:00 男子100メートルで予選敗退した山県亮太(31日、国立競技場で)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210801-OYT1I50032-T.jpg?type=thumbnail
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