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3点シュートの成功率49%、決勝T引き寄せた「飛び道具」

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日本 102―83 ナイジェリア

バスケットボール女子1次リーグ、ナイジェリア戦でゴールを狙う町田瑠唯(2日、さいたまスーパーアリーナで)=守谷遼平撮影
バスケットボール女子1次リーグ、ナイジェリア戦でゴールを狙う町田瑠唯(2日、さいたまスーパーアリーナで)=守谷遼平撮影

 リングから6メートル以上離れたライン手前からの日本の3点シュートが面白いように決まった。その数なんと19本で成功率も49%。こんな試合も珍しい。第1クオーター、ゾーンディフェンスを敷いてきたナイジェリアに対し、日本は林咲希(ENEOS)が立ち上がりの連続スリーで口火を切ると、中盤には宮沢夕貴(富士通)が3連続で決める。このクオーターだけで日本は7本成功。高さがあり、腕も長い相手に、ペイントエリアになかなか入れなかった日本の「飛び道具」がとてつもない威力を発揮した。

 宮沢は2016年リオデジャネイロ五輪の代表だが、5年前はプレー時間がほとんどなく、悔しい思いもした。1年前にはひざを、そして今季のWリーグでは肩を故障し、東京五輪の出場が危ぶまれた時期もあった。それでも「東京にかける思いは強い」とリハビリに励み、何とか間に合わせた晴れ舞台で、コートに躍動した。

 第2クオーターに入っても日本の勢いは止まらない。スコアを詰められてやや重たい時間帯に林がまたも連続スリーを決め、一気に12点差まで開いた。終わってみれば、林が7本の23得点、宮沢が5本の19得点など、3けた得点の半分以上を3点シュートで稼いだ。

 五輪の1年延期でチーム編成には少なからぬ影響もあった。ともにリオの主力で、東京五輪まで現役を続行すると思われていたセンターの大崎(旧姓間宮)佑圭と司令塔のガード、吉田亜沙美が昨年夏から今年にかけて引退を表明した。何より打撃だったのは1メートル93の渡嘉敷来夢(ENEOS)のけがだ。延期決定後の昨年12月に右膝の前十字靱帯を断裂し、懸命のリハビリを続けたが今大会には間に合わなかった。トム・ホーバス監督が「高さだけではない、戦術理解でも、すべてに日本を背負う選手」という大黒柱の不在は日本に重くのしかかった。

 だが、日本は下を向かない。小さい選手が豊富な運動量で主導権を握り、どこからでも3点シュートを決められる「スモールボール」と呼ばれるスタイルを貫く。チームの目標はぶれることなく、「金メダル」だ。様々な理由で五輪のコートに立てなかった人たちの思いも背負い、平均身長1メートル75の選手たちは準々決勝でも40分間、走り続ける。(読売新聞オンライン)

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2254507 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/02 12:46:00 2021/08/02 13:02:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210802-OYT1I50080-T.jpg?type=thumbnail
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