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体操女子には珍しいショートヘア、高校までは長い髪だった村上茉愛…大学入学直前に親子で「決断」

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 自慢の髪を揺らし、躍動した。体操の女子種目別ゆかに出場した村上 茉愛まい 選手(24)(日体ク)。母と語り合いながらコロナ禍を乗り越え、日本体操女子では個人種目初の銅メダルに輝いた。(森田啓文)

体操女子種目別ゆかの表彰式で銅メダルを手に笑顔を見せる村上茉愛選手(2日、有明体操競技場で)=三浦邦彦撮影
体操女子種目別ゆかの表彰式で銅メダルを手に笑顔を見せる村上茉愛選手(2日、有明体操競技場で)=三浦邦彦撮影

 日本選手団の結団式が開かれた先月6日の朝、東京都小平市の実家に戻り、美容師の母、英子さん(52)に頼んだ。「オリンピックのためにすてきな髪にして」

 英子さんは「茉愛の緊張がほぐれるように、明るく自然に振る舞おう」と思いながらハサミを動かした。

東京五輪を前に母の英子さん(奥)に髪を切ってもらう村上選手(7月6日、東京都小平市で)=家族提供
東京五輪を前に母の英子さん(奥)に髪を切ってもらう村上選手(7月6日、東京都小平市で)=家族提供

 体操の女子選手には珍しいショートヘア。高校までは長い髪を結んでいたが、日体大入学直前の2015年2月、親子で相談し、思い切って20センチ切った。

 大学で瀬尾京子コーチ(49)に「短い髪にオーラを感じる」とほめられた。以来、大事な試合の前には「髪を切ってもらうと、パワーが出る」と大学の寮から帰宅するようになった。

高校時代の村上茉愛選手(2014年7月)
高校時代の村上茉愛選手(2014年7月)

 昨年3月、五輪の延期が決まった時。8月に感染の第2波に襲われた時。娘は「体操、やめようかな」と漏らした。

 「他の選手も、それに世の中も、大変なのは一緒だよ」「舞台に立てる日は必ず来る」――。

 母の言葉に聞き入った娘は、明るさを取り戻した。「2年延期になってもやる。やるしかないでしょ!」

 幼い頃から「池谷幸雄体操倶楽部」(東京)に通った。東京五輪開催が決まった高2の時には、取材に応じ、自身の未来を語っていた。「東京五輪に出場し、『得意のゆかだけは絶対にメダルを譲れない』と意気込んでいる」

 予想は的中した。表彰台に上り、満面の笑みで自分の首にメダルをかけ、「本当に続けてきて良かったな。母のおかげです」。そう言って涙ぐんだ。

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2256375 0 東京オリンピック 2021/08/03 05:00:00 2021/08/03 12:35:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210803-OYT1I50017-T.jpg?type=thumbnail
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