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470級7位入賞/「虹色の風を読む」岡田、パリ五輪へ…セーリング男子

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470級7位入賞

セーリング男子470級で総合7位になった岡田奎樹(左)、外薗潤平組(4日)
セーリング男子470級で総合7位になった岡田奎樹(左)、外薗潤平組(4日)

 絵に描いたようなエリートと苦労人のコンビだった。セーリング男子470級で7位入賞した岡田 奎樹けいじゅ (トヨタ自動車東日本)、 外薗ほかぞの 潤平(JR九州)組。4日のメダルレース後、2人は「今の力は出し切れた」と口をそろえた。

今大会限りの相棒・外薗エール

 25歳の岡田は12歳でジュニアの世界選手権に初出場するなど、早くから頭角を現した。東京五輪日本チームの総務、斎藤愛子さんは、中学生時代の岡田が国際大会のレース後に話した内容に衝撃を受けた。「他の子が言うのは『誰々が早かった』くらい。奎樹はその時々の風向き、他艇の動き、自分のポジションなどを詳細に記憶していた」と話す。

 一方、高校から競技を始めた30歳の外薗。日本経大卒業後は仕事優先でなかなか打ち込めなかった。転機は2017年、全日本選手権のペアを探していた岡田と出会い、いきなり優勝。岡田がかじを取るスキッパー、外薗は相撲で培った頑丈な体を武器に、全身で艇のバランスを取るクルーに。周囲を巻き込んで明るくする外薗と、常に冷静な岡田は性格も正反対だが、それも良かった。互いを補い合い、18年ワールドカップ江の島大会優勝など順調に実績を積み、国内の選考レースを勝ち抜いて臨んだ東京五輪だった。

 五輪を最後に一線から離れる外薗は、「岡田は風を読む天才で、僕には見えない風が虹色に見えているんじゃないかな。世界に羽ばたいてほしい」と、笑顔でエールを送った。24年のパリ五輪では、470級は男女混合種目となることが決まっている。岡田は「次こそ金を取れる実力をつけて、五輪に臨む」。力強く次へ進むことが、ともに戦った相棒への一番のはなむけになる。

(工藤圭太)

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2263542 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/05 15:00:00 2021/08/05 15:16:12 セーリング男子470級で7位になった岡田奎樹、外薗潤平組(4日、神奈川県・江の島沖で)=若杉和希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210805-OYT1I50120-T.jpg?type=thumbnail
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