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野球「金」正式競技で初、米破る…レスリング 須崎・乙黒拓「金」 

   
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 東京五輪は第16日の7日、野球の決勝で日本が米国を2―0で破り、金メダルに輝いた。五輪での優勝は公開競技として行われた1984年ロサンゼルス大会以来で、正式競技としては初。三回に村上宗隆(21)(ヤクルト)のソロ本塁打で先制し、5投手の継投で無失点に抑えた。

レスリング女子50キロ級の表彰式で金メダルを手に笑顔を見せる須崎優衣(7日、幕張メッセで)=里見研撮影
レスリング女子50キロ級の表彰式で金メダルを手に笑顔を見せる須崎優衣(7日、幕張メッセで)=里見研撮影

 レスリングは女子50キロ級の 須崎すさき 優衣(22)(早大)が決勝で中国選手に圧勝し、金メダルを手にした。

レスリング男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した乙黒拓斗(7日、幕張メッセで)
レスリング男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した乙黒拓斗(7日、幕張メッセで)

 男子フリースタイル65キロ級の 乙黒おとぐろ 拓斗(22)(自衛隊)も決勝でアゼルバイジャン選手に競り勝ち金メダル。

 ゴルフ女子の稲見 萌寧もね (22)は通算16アンダーで並んだニュージーランド選手とのプレーオフを制し、銀メダルを獲得。ゴルフの日本勢で初の表彰台となった。新種目の空手男子組手75キロ超級の荒賀龍太郎(30)(荒賀道場)が銅。陸上女子1万メートルの広中璃梨佳(20)(日本郵政グループ)が7位、女子マラソンの一山麻緒(24)(ワコール)が8位に入賞した。

米国を破って金メダルを獲得した侍ジャパン(7日、横浜スタジアムで)=大原一郎撮影
米国を破って金メダルを獲得した侍ジャパン(7日、横浜スタジアムで)=大原一郎撮影

 優勝を決め、日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(49)がコーチたちと抱き合った。「いいチームで、いい試合ができた」。胴上げで5度、宙に舞った。

 先発の森下 暢仁まさと (23)(広島)から的確なタイミングで投手をつなぎ、救援投手4人をつぎ込んで米国打線に1点も与えなかった。

 国民的スポーツとして野球を愛する日本にとっては、悲願の金メダルだった。正式競技に採用された1992年バルセロナ大会以降は、銀が最高。プロの参加が認められてからも苦戦し、実施競技除外が決まってから迎えた2008年北京大会も、4位に終わった。

 プロ野球界に課された重い「宿題」を背負ったのが稲葉監督だった。北京大会に選手として出場し、悔しさも、負ければ批判される厳しさも知っていた。「実家に迷惑がかかるかもしれない」。監督就任の打診を受け、めったに電話をしない父へ苦悩を打ち明けたこともある。それでも、「五輪の借りは五輪でしか返せない」と決意した。

 選手の力を最大限に引き出すため、コミュニケーションの取りやすい雰囲気を作った。試合中は、打者とコーチが互いにアイデアを出し合い、攻撃の糸口を探る。一体感が生まれた。4番の鈴木誠也(26)(広島)が粘って四球を選び、打線をつなごうとした。主力の坂本勇人(32)(巨人)が送りバントのサインを出すよう申し出たこともあった。

 24年パリ大会で、野球は再び実施競技から外れる。「次は、いつ行われるか分からない。とにかく金メダル」と誓い、念願の頂点に立った。(深井千弘)

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2269995 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/08 05:00:00 2021/08/08 14:06:38 決勝で米国を破って金メダルを獲得した侍ジャパン(7日、横浜スタジアムで)=大原一郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210808-OYT1I50026-T.jpg?type=thumbnail
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