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荒賀、組手「銅」…空手男子75キロ超級

  
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空手男子組手75キロ超級、準決勝でサウジアラビアの選手(左)に敗れ、銅メダルとなった荒賀龍太郎
空手男子組手75キロ超級、準決勝でサウジアラビアの選手(左)に敗れ、銅メダルとなった荒賀龍太郎

 組手で、男子75キロ超級の荒賀龍太郎(荒賀道場)が銅メダルに輝いた。1次リーグを3連勝で突破し、準決勝でサウジアラビアの選手に敗れたが、3位決定戦がないため、組手では日本勢初となるメダルを獲得した。女子61キロ超級の植草歩(JAL)は1次リーグで2勝2敗となり、敗退した。

エース 覚悟のメダル

 組手勢がメダルなしと苦戦を強いられる中、荒賀が最後の最後に一矢を報いた。準決勝は0―2で完敗だったが、男女を通じて組手では初のメダルをつかみとった。空手の発祥国の代表選手として初めての五輪を迎え、「メダルなしでは帰れない」。強い覚悟でコートに上がった。

 「スピードドラゴン」の異名が示すように、俊敏な動きで相手の懐に飛び込み技を繰り出す。全日本選手権の男子組手を史上最年少の19歳で制し、2016年の世界選手権を制覇。小学校の時から数々の日本一を経験した空手エリートは、男子組手のエースとして大きな期待を背負っていた。

 しかし、それは重圧となった。代表選考レースが始まった18年は、かつてない不振に苦しんだ。相手から研究されて間合いを取られ、持ち味のスピードが生きない。焦って飛び込んでカウンターを食らい、負けを重ねた。

 それでも周囲は支えてくれた。「逃げるな」と厳しかった父は「自分を信じろ」と背中を押してくれた。この日の1次リーグでは、トップ選手を相手に3戦負けなし。果敢に前に出て、得点を奪う姿は頼もしかった。「金メダルを目指してやってきたので」と涙が止まらなかったが、組手勢を引っ張ってきた男の意地は確かに示した。(今井恵太)

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2269951 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/08 05:00:00 2021/08/08 05:00:00 空手男子組手75キロ超級 準決勝でサウジアラビアのタレグ・ハメディ(左)に敗れ、銅メダルとなった荒賀龍太郎(7日、日本武道館で)=若杉和希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210808-OYT1I50031-T.jpg?type=thumbnail
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