ニュース

侍ジャパン、つないだ無敗街道…野球 正式競技で「金」

  
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

決勝戦に先発し力投する森下暢仁=吉野拓也撮影
決勝戦に先発し力投する森下暢仁=吉野拓也撮影

 決勝で日本が米国に勝ち、1992年に正式競技になってから初優勝。2004年アテネ大会銅以来のメダルとなった。日本は三回に村上(ヤクルト)のソロで先制。八回は吉田正(オリックス)の中前打で中堅手の送球がそれた間に、走者の山田(ヤクルト)が生還して加点した。先発の森下(広島)が5回無失点と好投し、最後は栗林(広島)が締めて米国打線を零封した。3位決定戦はドミニカ共和国が10―6で韓国を破った。野球は08年北京大会以来の実施で、24年パリ大会では行われない。

森下・千賀・伊藤・岩崎・栗林が米封じ

6回2死1、2塁のピンチを切り抜けた千賀滉大(7日、横浜スタジアムで)=守谷遼平撮影
6回2死1、2塁のピンチを切り抜けた千賀滉大(7日、横浜スタジアムで)=守谷遼平撮影

 金メダルへの零封リレーを栗林が締めた。2点リードの九回、最後の打者を二ゴロに仕留めると、マウンドへ駆け寄った甲斐(ソフトバンク)と抱き合って喜ぶ。強固なリリーフ陣が米国打線を封じ込めた。

7回2死3塁のピンチを切り抜け、笑顔を見せる伊藤大海(7日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影
7回2死3塁のピンチを切り抜け、笑顔を見せる伊藤大海(7日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影

 先発の森下が5回を零封したものの、リードは1点。日本はここから継投に入った。2日の米国戦で2回無失点と好投した千賀(ソフトバンク)を2番手で送り出し、七回からは伊藤(日本ハム)へ。八回、好調な左打ちの3番打者を迎えたところで岩崎(阪神)にスイッチ。今大会、無失点の3人で栗林へつなぐ形を作った。

8回途中から登板し、無失点に抑えた岩崎優(7日)=守谷遼平撮影
8回途中から登板し、無失点に抑えた岩崎優(7日)=守谷遼平撮影

 中継ぎは中継ぎの専門職に――。「やり慣れたポジションで投げた方が力を発揮できる」というのが稲葉監督の考え方だ。一方、調子の良しあしもあり、「ある程度のプランは持ちながらも、大会が進みながら自然に決まっていく」と、こだわらなかった。その中で、はまったピースが伊藤だ。

9回に登板し、無失点に抑えた栗林良吏(7日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影
9回に登板し、無失点に抑えた栗林良吏(7日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影

 日本ハムでは先発を務めるルーキー右腕はプロ入り前、大学日本代表で抑えを務めた実績がある。「球が強く、度胸もある」と稲葉監督。強気に球威ある直球を投げ込み、スライダーも曲がり幅や球速を変える技術がある。大会前の合宿や強化試合を通じて、勝負所を担える適性を見いだした。

 新人ながら栗林を、奪三振力を評価して代表の抑えに抜てき。走りながら勝ちパターンの継投を模索し、5戦とも最後は栗林にバトンを渡し、全勝での金メダルだ。稲葉監督は「みんなが、打者を1人ずつ抑えていく気持ちを持ち、0点でつないでいくことができた」と振り返った。適材適所を貫いた指揮官とそれに応えた選手の力が、金への道を切り開いた。(深井千弘)

  日本・稲葉監督 「最高ですね。みんな本当に一生懸命やってくれた。一つも楽な試合はなかったけど、金メダルを取りたいという気持ちが結束して、本当に良いチームだった。みんなでつかんだ勝利だと思う」

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2270008 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/08 05:00:00 2021/08/08 05:00:00 東京五輪・野球決勝・日本対米国 日本先発の森下暢仁(7日、横浜スタジアムで)=吉野拓也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210808-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「野球」のニュース

オリンピック 新着ニュース