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母と二人三脚でつかんだメダル、自転車・梶原悠未

 
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 「母と毎日、吐くぐらいトレーニングしてきた」。自転車トラックの女子オムニアムで梶原悠未選手(24)(筑波大院)は銀メダルを決めた後、大粒の涙を流した。練習から生活まで、すべてをサポートしてきた母・有里さん(49)と二人三脚でつかんだメダルだった。

自転車トラック女子オムニアムのレースを終え、母・有里さんの前で涙ぐむ梶原悠未選手(8日、伊豆ベロドロームで)
自転車トラック女子オムニアムのレースを終え、母・有里さんの前で涙ぐむ梶原悠未選手(8日、伊豆ベロドロームで)

 小学校の卒業式で宣言した夢は「水泳で五輪選手」。北島康介さんに憧れ、小学4年から全国大会に出たが、中学3年の夏、県予選で敗れた。目標だった日本一のはるか手前で挫折し、泣き続ける娘を見かねた有里さんは「他のスポーツがあるって、神様が言っているんじゃない? 1番になれるものを探そう」と慰めた。

梶原選手(右)と有里さん(2020年3月)
梶原選手(右)と有里さん(2020年3月)

 埼玉・筑波大坂戸高に進み、出会ったのが自転車だ。水泳で鍛えた体幹の強さと心肺機能が生き、全国高校選抜大会の3種目を制覇。国際大会で優勝を重ねた。

 2019年、日本代表の練習場所がある静岡県に2人で移住した。有里さんは練習で娘の自転車をバイクで追いかけて見守り、アスリートに最適な栄養を独学で学んで毎日の食事を用意した。

 本番を前に、2人はネイルをおそろいの金色にした。「金メダル取れなくて、ごめん」。スタンドに駆け寄った娘に、有里さんは「悔しいね。でも頑張ったね」。母もまた、涙だった。(有留貴博)

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2271539 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/09 05:00:00 2021/08/09 09:50:53 自転車・トラック 女子オムニアムで銀メダルを獲得し、涙ぐむ梶原悠未(8日、伊豆ベロドロームで)=浦上太介撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210809-OYT1I50022-T.jpg?type=thumbnail
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