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【独自】解体予定だったスケボー会場など、一帯を「聖地」として再整備へ

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 東京五輪・パラリンピック後に解体される予定だった仮設競技会場について、日本人選手の活躍を受けて「大会のレガシー(遺産)」として存続させようという機運が高まっている。東京都は、新競技のスケートボードやスポーツクライミングなどの舞台となった臨海部の仮設会場を集約した上で、近くに聖火台も移設し、一帯を「アーバン(都市型)スポーツの聖地」として再整備する方向で調整している。経費節減のため、運営の民間委託なども検討する。(菅原智、田村美穂)

 「地元のスケートボードパークから子どもたちに五輪を目指してほしい」。今月6日、東京五輪のスケートボード男子ストリートで初代の金メダリストとなった堀米雄斗選手(22)は、競技会場の「有明アーバンスポーツパーク」があり、自身の出身地でもある江東区の山崎孝明区長に競技施設の拡充を要望した。

 多くの公園ではスケートボードが禁止されており、堀米選手らは練習場所の確保に苦労していた。山崎区長は同パークの存続とともに「『堀米パーク』も造りたい」と語り、区営練習場を新設する計画を明かした。民間から資金を募る「クラウドファンディング」も取り入れるといい、山崎区長は「東京大会を機に子どもたちがスポーツを楽しめる社会を実現したい」と話す。

 大会組織委員会などによると、都内の仮設会場は「有明アーバンスポーツパーク」を含めて計7施設。大半が臨海部にあるが、維持費を圧縮するため、原則として解体する計画だった。

 堀米選手らの活躍を踏まえ、江東区は仮設会場の維持を都に働きかけている。関係者によると、「有明アーバンスポーツパーク」ではスケートボード施設などを残し、スポーツクライミングやバスケットボール3人制の会場となった臨海部の「青海アーバンスポーツパーク」から施設の一部を移す案を軸に検討が進んでいる。大会中は「夢の大橋」に置かれていた聖火台も移動させ、新施設の象徴とする構想もある。

 都幹部は「都市型スポーツが初採用された東京大会の遺産としたい」としており、小池百合子都知事も「レガシーをどう生かしていくか、総合的に考える必要がある」と計画の検討を重ねる考えを示している。

 

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2291064 0 東京オリンピック 2021/08/17 15:00:00 2021/08/17 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210817-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail
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