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ライバル 五輪で躍動

 
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 8日に閉幕した東京五輪では、日本勢のライバルや盟友として苦楽をともにした海外勢も躍動した。

久保へ「今後の幸運祈る」

サッカー「銀」ガルシア(スペイン)

スペインの銀メダル獲得に貢献したガルシア(7日、横浜国際総合競技場で)
スペインの銀メダル獲得に貢献したガルシア(7日、横浜国際総合競技場で)

 読みを生かした知的な守備で、サッカー男子のスペインを支えたのが、DFエリク・ガルシア。同じ20歳の日本代表MF久保建英は、名門バルセロナの下部組織時代から「本当に仲のいい友人」だ。直前の欧州選手権に出た疲れを見せず、全6試合、630分とフル稼働し、21年ぶりの銀メダルに貢献した。

 決勝は粘り強い守備でブラジルに食い下がったが、延長戦の末、1―2と惜敗。「誰もが得られるものではないのだから、銀メダルを誇るべきだ」と前を向いた。

 6月にバルセロナ復帰が決まるまで、マンチェスター・シティー(イングランド)で4季、研さんを積んだから、よどみなく英語を操る。性格も爽やかで試合後は度々、質問攻めにあっていた。

 日本を破った準決勝後、久保と言葉を交わし、「今後の幸運を祈った」という。これを聞き、「君はこの後、バルセロナに戻るのだから、(スペインが主戦場の)久保とはすぐに会えるでしょ」と水を向けると、その答えがふるっていた。「それはそうだけど、タケは今、(ライバルの)レアル・マドリードに所属している。これには、納得できない」。敗れた決勝の後でも、機転を利かせて報道陣を笑わせた。

 結局、久保は新シーズン、マジョルカに期限付き移籍することになった。2人は、気兼ねなく旧交を温められそうだ。(平地一紀)

桃田を尊敬「戻るはず」

バドミントン「金」アクセルセン(デンマーク)

バドミントンの男子シングルスで金メダルを獲得したアクセルセン=AP
バドミントンの男子シングルスで金メダルを獲得したアクセルセン=AP

 バドミントン男子シングルスで、世界ランキング2位のビクトル・アクセルセン(デンマーク)が初の金メダルに輝いた。同じ1994年生まれで同1位の桃田賢斗(NTT東日本)と過去に何度も対戦してきたライバルだ。

 決勝では、連覇を狙った●竜(中国)と対戦した。銅メダルだったリオデジャネイロ五輪では準決勝で敗れた相手にストレート勝ちで雪辱を果たし、「最後のポイントを取ったときは、多くのアドレナリンが出ていて、とにかくうれしかった。最も大きな夢がかなった。信じられない」。コーチと抱き合い、声を上げて泣いた。コート上で●竜とシャツを交換し、健闘をたたえ合った。

 アクセルセンにとって、国際大会で1勝14敗だった桃田は大きな壁となってきた。五輪だけ見れば、桃田が出場を逃したリオ、1次リーグで敗退した東京でいずれもメダルをつかみ、実績で差をつけたことになるが、「この2年間に様々なことがあった彼のことをリスペクトすべきだ。多くのプレッシャーがあっただろう。きっと戻ってくるはずだ」と、自身と戦うことなく大会を去った桃田にエールを送る。次の国際大会では、桃田も巻き返すだろう。2人のライバル物語は、これからも続いていくはずだ。(帯津智昭)

(●=ごんべんに甚)

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2313697 0 東京オリンピック2020速報 2021/08/25 16:56:00 2021/08/25 17:59:24 スペインの銀メダル獲得に貢献したガルシア(7日、横浜国際総合競技場で)=飯島啓太撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210825-OYT1I50099-T.jpg?type=thumbnail
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