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リレーの和 飯塚中心…五輪陸上 出場せずとも後輩支え

  
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リレーメンバーとしての出場機会はなかったものの、チームを支えた飯塚
リレーメンバーとしての出場機会はなかったものの、チームを支えた飯塚

 東京五輪の陸上男子400メートルリレー決勝で途中棄権に終わった日本。そのチームを最後まで支えたのが、2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルメンバーで、今回は出場機会がなかった飯塚翔太(30)(ミズノ)だった。チームの和を重んじた行動で、金メダルを狙った後輩たちを後押しした。

 8月6日夜の決勝に合わせ、出場予定の山県亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)らがサブトラックでウォーミングアップを始めると、飯塚も汗びっしょりになって一緒に体を動かした。本番で走る可能性はほぼなかったが、レースを想定して準備。周囲には「まだ何が起こるか分からないので」と説明したという。

 レースに向けてメンバーは競技場へ移動。飯塚も同行したが、なぜか再びサブトラックに戻ってきた。山県らと同じユニホーム姿で応援するため、それを取りに来たのが理由だった。

 個人としては200メートルで予選敗退。3大会連続で準決勝進出を逃し、「なんでこんなに遅いんだろう」と悔しさをあらわにした。400メートルリレーも外れ、意欲が低下してもおかしくなかったが、気持ちを切り替え、リレーで欠かせないチームの一体感を高めた。

 08年北京五輪の銀メダルは、当時36歳の朝原宣治さんに「メダルを取らせよう」とチームが一丸となった結果だった。飯塚の行動を見た日本陸連のスタッフは「パリ五輪につながる。次は頼むぞという気持ちになった」と、存在感を朝原さんに重ねた。その姿勢は雪辱を誓う山県、桐生らの心にも深く刻まれたはずだ。(平野和彦)

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2340234 0 東京オリンピック2020速報 2021/09/04 15:00:00 2021/09/04 15:20:39 陸上男子200メートル予選、準決勝進出を逃した飯塚翔太(3日、国立競技場で)=関口寛人撮影陸上男子200メートル予選、準決勝進出を逃した飯塚翔太(3日、国立競技場で)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210904-OYT1I50059-T-e1630736433242.jpg?type=thumbnail
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