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  • 2021年6月24日更新

スポーツクライミング 競技紹介

 東京五輪で初めて実施され、スピード、ボルダリング、リードの3種目の総合成績で争われる。

主な見どころ

リードとボルダリングは競技前に数分間の時間が与えられ、用意された壁のホールド(突起)をどう登るかを考えることができる。自分が登る前に他の選手が登っているところを見ることはできない。日本勢はボルダリングが得意種目で、瞬発力が必要なスピードが苦手な傾向がある。いかにスピードで他選手との差を少なくし、リードとボルダリングで差を詰められるかがカギとなりそうだ。注目選手は男子で19年世界選手権複合金メダルの楢崎智亜、女子では第一人者の野口啓代。

世界選手権の複合男子決勝のリードで粘り強く壁を登る楢崎智亜。スピード、ボルダリングを含めた総合成績で争う複合で初優勝を飾り、東京五輪代表にも内定(2019年8月21日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

競技方式

スピード、ボルダリング、リードの3種目の総合成績で争われる。男女ともに20人で予選が行われ、上位8人が決勝に進出する。予選、決勝はそれぞれ1日で3種目を行い、各種目の順位を掛け算して出した総合得点の少ない選手が上位となる。

▽スピード

1対1で、高さ15メートルの壁を登り切る速さを競う。壁は世界共通のルート。フライングは一回で失格となる。予選は2本を登り、速い方のタイムで順位を競うが、決勝はトーナメント方式で1トライのみ。

▽ボルダリング

課題となる複数の壁を、制限時間内にいくつ攻略できたかを競う。完登数が同じ場合は、各課題のトライ数や各課題の一定の高さに設定された「ゾーン」と呼ばれるホールドに到達しているかどうかが考慮される。課題数は予選が4、決勝は3となる。

▽リード

12メートル以上の壁を、命綱を着けた状態で、6分の制限時間内にどこまで登れるかを競う。途中で落下した場合はその地点が記録となる。完登同士、または同じ高さの場合はタイムで順位が決まる。

日本の代表選考

 日本の五輪出場枠は男女とも最大で2。まず2019年8月の世界選手権(東京都八王子市)の複合で7位以内に入った日本選手最上位者が内定。19年11月からの五輪予選大会(フランス)や20年のアジア選手権(中止)などの成績を基に代表を決める予定だったが、代表選考基準の解釈をめぐって日本協会と国際スポーツクライミング連盟との間で対立が生じた。20年12月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が日本協会の訴えを棄却。19年世界選手権複合の日本勢2番手が代表となり、日本の各2枠が埋まった。

東京五輪までの主な大会

世界選手権(19年8月11~21日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

五輪予選大会(19年11月開幕、フランス・トゥールーズ)

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