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北京への争い 本格化…五輪まで4か月

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 2022年北京冬季五輪の開幕まで、4日であと4か月に迫った。各競技の五輪シーズンがスタートし、日本代表の選考も本番となる。18年の 平昌ピョンチャン 大会では冬季史上最多のメダル13個(金4、銀5、銅4)を獲得した日本代表は、連日のメダルラッシュに沸いた今夏の東京大会に続けるか。主な競技の北京五輪代表入りへの道のりをまとめた。

49歳葛西 9度目へ挑む

■スキー

 【ジャンプ】今季のワールドカップ(W杯)個人総合順位で男子5人、女子4人を選出する。男子は昨季W杯個人総合4位の小林陵侑(土屋ホーム)、同11位の佐藤幸椰(雪印メグミルク)らがすでに派遣基準を満たしており、9大会連続代表入りを目指す49歳の葛西紀明(土屋ホーム)は、まずはW杯メンバーに復帰することが必要。女子は昨季総合2位の高梨沙羅(クラレ)、同11位の丸山希(北野建設)らが有力。

 【ノルディック複合】今季のW杯男子個人総合上位5人を選出する。五輪2大会連続銀メダルの渡部暁斗(北野建設)、昨季初めてW杯個人の表彰台を経験した24歳の山本涼太(長野日野自動車)らが派遣基準をクリアしている。

 【距離】直近2季のW杯で10位以内に入ることなどが条件で、男女とも今季のW杯で基準突破を目指す。

 【アルペン】直近2季のW杯で20位以内に2回以上入った選手などから選出する。2月の世界選手権女子回転で10位に入った安藤麻(日清医療食品)が唯一、基準を満たしている。

 【フリースタイル】世界選手権、W杯の8位以内などが派遣対象。モーグル男子で昨季W杯開幕戦を制した堀島行真(トヨタ自動車)は2大会連続の代表が有力。女子は川村あんり(東京・日体大桜華高)ら層が厚く、代表争いは激しい。

 【スノーボード】日本勢のレベルが高いハーフパイプ男子は、世界選手権、W杯、全日本選手権の成績をポイント化して優先順位を決める。世界選手権王者の戸塚優斗(ヨネックス)、五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢(TOKIOインカラミ)らを中心に、来年1月まで争いが続きそうだ。

 スロープスタイル・ビッグエアの女子も、W杯3位以内など高いハードルを岩渕麗楽(バートン)、村瀬心椛(ムラサキスポーツ)、鬼塚雅(星野リゾート)が既にクリア。6大会連続出場を狙うアルペン女子の竹内智香(広島ガス)は3月の世界選手権パラレル大回転で7位に入り、派遣基準を満たしている。

16歳川村「ベスト尽くす」…モーグルW杯 昨季総合2位

昨季はW杯で3戦連続の表彰台に上がるなど躍進を果たした川村=全日本スキー連盟提供
昨季はW杯で3戦連続の表彰台に上がるなど躍進を果たした川村=全日本スキー連盟提供

 フリースタイルスキー女子モーグルで昨季のワールドカップ(W杯)総合2位に入った16歳の新星、川村あんり(東京・日体大桜華高)が読売新聞のオンライン取材に応じ、北京五輪への意気込みを語った。(矢萩雅人)

 2019~20年シーズンにW杯デビューし、開幕戦でいきなり2位。昨季は3戦連続でW杯の表彰台に上がるなど、さらに躍進を遂げた。「成績は自分でもびっくりするほど良かった。ただ、内容はもっと高められると思った」と振り返る。

 3歳でスキーを始め、正確なターンが最大の持ち味。雪面で板をスライドさせる滑り方に加え、板をずらさず、エッジを使って曲がる「カービングターン」にも取り組み始めた。五輪5大会連続入賞の上村愛子さんの代名詞の滑り方で、「難しいけどスピードが出せて、すごくきれいに見えるので憧れがあった」という。

 上村さんを指導し、今回の挑戦も勧めた元五輪王者のヤンネ・ラハテラ日本代表コーチ(フィンランド)の下で習得に励んだ。W杯でも試し、「完全に切り替えるのはリスクが高いが、滑りの安定性、スピードは出せていた」と手応えを口にする。

 エア(空中技)では昨季、斜め軸の回転技「コークスクリュー720」に実戦で初めて成功。今年は春に肩を痛めて入院したが、復帰後はウォータージャンプで技の完成度を高め、「感覚は良くなっている。雪上でさらに改善したい」と話す。

 モーグルの日本女子は、里谷多英さんが金メダルを獲得した1998年長野五輪から5大会連続で入賞していた。しかし、2018年平昌五輪には代表を1人しか送り込めず、入賞も逃した。「自分のやってきたことを信じてベストを尽くしたい。そうすればメダルは取れると思う」。18歳で長野五輪に初出場した上村さんより若い17歳で迎える北京の大舞台で、新エースがお家芸復活を担う。

羽生、宇野ら 3枠争う

■スケート

華麗な演技を見せる宇野昌磨
華麗な演技を見せる宇野昌磨

 【フィギュア】男女とも3枠のシングルは、12月末の全日本選手権優勝者を最優先で選出。残り2人は全日本に加え、同月中旬のグランプリファイナル(大阪)や今季ベストなどを基に選考される。男子はソチ、平昌五輪連覇の羽生結弦(ANA)が11月のNHK杯(東京)で始動予定。平昌銀の宇野昌磨(トヨタ自動車)は今月2日のジャパンオープンで上々のスタートを切った。女子は全日本2連覇中の紀平梨花(同)に加え、樋口新葉(明大)らもジャパンオープンでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど、激しい争いになりそうだ。

 【スピード】11~12月のW杯4大会で好成績を収めた選手は12月下旬に内定。その他の選手は12月末の代表選考会で決まる。日本勢は昨季、コロナ禍で国際大会に出ておらず、小平奈緒(相沢病院)、高木美帆(日体大職)らの戦いが注目される。

 【ショートトラック】10~11月のW杯4大会の成績などを基に、メダル獲得を目指すリレーでの活躍が期待される選手を選考する。

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