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[好敵手]<2>「別次元」 世界が認める…ノルディックスキー複合男子 ヤールマグヌス・リーベル 24 ノルウェー

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 ジャンプで屈指の距離を飛び、距離でも脅威のスプリント力を誇る。ワールドカップ(W杯)は昨季まで個人総合3連覇中で、昨年の世界選手権(独オーベルストドルフ)でも優勝。現役最強の「キング・オブ・スキー」は、残されたビッグタイトルである五輪金メダルに突き進む。

ジャンプでも距離でも圧倒的な強さを見せるヤールマグヌス・リーベル=伊藤紘二撮影
ジャンプでも距離でも圧倒的な強さを見せるヤールマグヌス・リーベル=伊藤紘二撮影

 3歳からスキーを始め、「飛躍も距離も得意だったから、自然と複合に取り組んできた」。2016年、史上4番目の若さとなる18歳でW杯初勝利。一方、肩のけがなどに苦しみ、転向も視野にジャンプの大会に出場したが、「飛んだ後に距離がなくて、『もっとスキーをしたい』と感じた」と、複合を続けることを決めた。「とにかく練習が楽しい。それが強さの 秘訣ひけつ かな」。他の競技のトレーニング理論にも興味を持つなど勉強熱心なところは、日本のエース、渡部暁斗(北野建設)との共通点だ。

 16~17年シーズンまでW杯個人総合を5連覇したエリック・フレンツェル(独)が金メダルを獲得した18年 平昌ピョンチャン 五輪は、ノーマルヒル、ラージヒルとも4位。今は他国の選手が「彼は別次元の選手。みんなが彼の飛び方を見て、研究している」と口をそろえる存在に成長した。24歳にしてW杯通算43勝を挙げ、フレンツェルと並ぶ歴代2位。ハンヌ・マンニネン(フィンランド)の48勝を更新するのは時間の問題だろう。

 今季のW杯は出場した個人7戦すべてで優勝。ただ、今年初めの大会直前に背中を痛め、試合復帰は五輪直前になる見込みだ。回復具合が懸念されるが、チーム関係者は「かなり良くなっている。(五輪に向けて)いい休養になったとも言える」と悲観していない。

 20年には長女が生まれ、「責任感が増した。家族のためにも勝利が大切だ」と語る若き絶対王者。「飛躍も距離も改善の余地がある」と、貪欲に高みを目指す。(岡田浩幸)

  ヤールマグヌス・リーベル  1997年10月15日生まれ。W杯は2014年12月に初出場し、16年2月に地元オスロの大会で初優勝を飾った。ここまで88戦で43勝を挙げ、世界選手権は19、21年大会ともに個人ノーマルヒルと団体で金メダルを獲得した。

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