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堀島 雪辱のエア…モーグル

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 男子の決勝3回目が5日に行われ、堀島行真(トヨタ自動車)が81・48点で3位となり、銅メダルを獲得した。この種目の日本のメダルは、平昌大会銅メダルの原大智(日本スキー場開発ク)に続いて2大会連続。優勝はバルテル・バルベリ(スウェーデン)で、前回金メダルのミカエル・キングズベリー(カナダ)が銀メダルだった。

 堀島は予選2回目を突破すると、決勝1、2回目も勝ち進んだ。原は決勝2回目で7位、杉本幸祐(デイリーはやしや)は同じく9位に終わった。松田颯(しまだ病院)は予選2回目で敗退した。

「コーク1080」鮮やかに

銅メダルを獲得した堀島行真のエア=早坂洋祐撮影
銅メダルを獲得した堀島行真のエア=早坂洋祐撮影

 堀島が今大会の日本勢第1号となるメダルを手にした。「応援してくれた人の期待に応えられてうれしい。見ている人に伝わる滑りはできたと思う」。インタビューに誇らしげな表情を見せた。

 第1エアの着地後にターンが乱れ、「諦めようかと思うぐらい危なかった」。しかし、そこから見事に立て直し、武器のエッジを使って曲がる「カービングターン」でぐいぐい加速。第2エアでは「コーク1080」(体を水平まで傾けて横に3回転し、縦の1回転を加える)を鮮やかに決めて高得点をマークした。

 決勝2回目で転倒して11位に終わった前回大会後、競技への取り組み方を変えた。ただやみくもに練習するのではなく、その時々の課題に目を向け一本一本を丁寧に滑るよう心がけた。今季に掲げた目標は「(力を)出し切らないようにする」こと。心身ともに疲労したまま臨んだ平昌の教訓を生かし、万全の状態で北京五輪を迎えるためだ。

 3日の予選1回目でまさかの16位にとどまり、予選2回目に回りながらも、そこから勝ち上がった。「(決勝3回目に)たどり着くまでが過酷だった。最後は点数とか関係なく、心で滑った」。日本チームの城勇太コーチは、「予選で失敗した後も前を向くことができていた。そういう精神面の切り替えの部分も良かった」とたたえた。悔しさを味わった平昌から4年。あらゆる面で成長した姿を大舞台でみせた。(矢萩雅人)

二刀流の原 「最高の五輪」

 平昌大会銅メダルで、競輪との「二刀流」として活動してきた原は決勝3回目に進めなかった。

 前回大会後の2019年春、日本競輪学校の特別選抜試験に合格。翌年5月に競輪デビューすると、その後は、レースの合間にモーグルの練習に励んだ。両立は困難を極めたが、「生きがいを感じた」という。

 今大会予選1回目。スタート前は前回メダリストの重圧を感じていたというが、ブランクがあったことを感じさせない滑りで8位で決勝へ。決勝でも持ち前のスピードに乗った力強い滑りを見せ、「自分ではどこが悪かったか見当たらないぐらい良かった」。

 目標に掲げていた金メダルは手にできなかったが、「楽しく最高の五輪だった。僕のモーグル人生、最高の終わり方をしたと思う」と声を詰まらせた。日本を沸かせた前回大会同様、存在感は示した。(矢萩雅人)

絶対王者 連覇逃す

 ワールドカップ(W杯)通算71勝を誇り「絶対王者」と呼ばれるキングズベリーが、連覇を逃した。決勝3回目、前を滑った堀島を抜いて首位に立ったものの、最後に21歳のバルベリに上回られた。今季もW杯で6勝をマークし、優勝候補の筆頭に挙げられていたが、「きょうは簡単ではなかった。彼(バルベリ)がきょう一番の滑りをした」と振り返った。

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