宇野 先輩の意地 手ついても自己ベスト…フィギュア
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宇野は驚いた。4回転―3回転の連続トウループの2本目の着氷でバランスを崩して右手をついたにもかかわらず、自己ベストを更新したからだ。他の二つのジャンプで3点台の加点を引き出すことができたためで、「GOEの大切さを改めて感じた」。3位につける好演を、そう振り返った。
銀メダルだった
暗い気持ちを
今季は鍵山のお手本のようなジャンプを見て、「自分も加点のつくジャンプを」と試行錯誤するなど充実した練習ができたという。フリーでは4回転4種類5本の超高難度プログラムに挑む。心の内を隠さない宇野は「完璧に出来る確率は相当低い」と言いながらも、「失敗しても成長できる演技をしたい」。ただ前へ、宇野らしく挑むだけだ。(中安真人)