坂本花織、ワリエワとの差は「絶望」ではない2・32点…連続ジャンプの出来栄え点は全選手で最高

女子ショートプログラムの演技を終えて笑顔を見せる坂本花織(15日)=若杉和希撮影

 15日に行われた北京オリンピックのフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で、坂本花織(シスメックス)が自己ベストを2・06点上回る79・84点の高得点をマークし、3位発進した。

 今季圧倒的な強さを示しているカミラ・ワリエワ(ROC=ロシア・オリンピック委員会)が首位だが、ドーピング疑惑の影響か、得点は6日の団体の時より、8・02点も低い82・16点。「絶望」との異名を取る15歳と坂本の得点差は2・32点と、絶望的な差ではなかった。

 小差にとどまった要因は、坂本の演技が素晴らしかったから。3本のジャンプはすべて、高い評価を得た。特に、演技後半の3回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプは、出来栄え点で2・04点を稼いだ。これはワリエワをも上回る全選手中最高点だった。

 演技後、中野園子コーチの顔を見ると、こみ上げるものを抑えきれなかった。「演技前から緊張で泣きそうだったが、それを(演技する)3分間ぐらいこらえていた。それが、先生の顔を見て、ホッとした瞬間に、一気に出たって感じです」

 極度の緊張の中、最高の演技を披露した坂本。多彩な4回転ジャンプを武器とするアレクサンドラ・トルソワ(ROC)が4位に控えているものの、メダルへの希望が膨らんだ。

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