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17日の女子フリーで、ショートプログラム(SP)2位のアンナ・シェルバコワ(ROC=ロシア・オリンピック委員会)がフリーも2位となり、255・95点で金メダル。SP4位のアレクサンドラ・トルソワ(ROC)がフリー1位で、251・73点で銀メダルに輝いた。ジャンプで転倒が相次いだSP首位のカミラ・ワリエワ(ROC)は224・09点の4位だった。
ROC17歳コンビが底力

ROCの17歳コンビが、五輪で健在ぶりを強烈に印象づけた。ともに2019年にシニアデビューし、女子の4回転時代到来を告げたシェルバコワ、トルソワがワンツーフィニッシュ。今季は年下のワリエワに主役の座を奪われた2人が底力をいかんなく発揮した。
4回転ジャンプ5本という女子では異次元の構成に挑んだのがトルソワだ。4位発進のSP後、コーチから4回転4本に難度を下げるよう勧められたが、「全部を出し切りたいから、5本を跳ぶ」と譲らなかった。
冒頭のフリップは踏み切りが不明瞭と判定されたが出来栄え点(GOE)で加点され、続くサルコーは鮮やかに決めた。その後のトウループは着氷が乱れたが、後半で2本のルッツに果敢に挑んだ。4回転―3回転の連続ジャンプは成功し、単独ジャンプがわずかに回転不足とされた。細かいミスを吹き飛ばすような勢いで滑り切り、「やっと5本の4回転を跳べてうれしい」と振り返った。
一方のシェルバコワも、4回転フリップ2本を組み込んだフリーで、全ての要素で加点を得る完璧な滑りを披露。「目標を成し遂げた。自分をつねって夢ではないと確かめたい」と充実感に浸った。普段はふざけ合う2人も、リンクでは互いにライバルと公言するだけに、フリー1位ながら合計で約4点及ばなかったトルソワは、「結果はうれしくないし、失望している」と残念がった。
そろってフリーと合計の自己ベストを塗り替えた。技術点は男子のトップ選手並みで、100点を超えたのは2人だけ。見応え十分のハイレベルな金メダル争いだった。(小沢理貴)



















