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北京オリンピックでカーリング日本代表(ロコ・ソラーレ)は20日に行われる決勝戦でイギリスと対戦する。カーリング観戦に役立つポイントをまとめた。
フリーガードゾーンルール
先攻チームのセカンドの1投目までは、相手のストーンをはじき出してはいけないルール。スリリングな展開が生まれやすくなる。(関連記事→ 試合の最初は相手の石をはじき出してはいけない )
試合中の掛け声「ヤップ」
「司令塔」のスキップが、氷上をブラシでスイープする選手に出す指示の掛け声。「イエス」や「ヤップ」は「掃け」の意味だ。(関連記事→ 「ヤップ」「ウォー」試合中の掛け声にはどんな意味があるの? )
アイスリーディング
カーリングの語源は、石をコントロールして緩やかに曲げる(カール)ことから。石を操るには氷の読みが欠かせない。(関連記事→ 朝と夜では氷も変わる、試合の行方を左右する「アイスリーディング」 )
逆算のスポーツ
4人の選手のうち、リード、セカンド、サードの役割は、ラストショットを放つスキップが試合しやすい展開を作ること。そのため、カーリングは「逆算のスポーツ」と呼ばれている。(関連記事→ 最後の「スーパーショット」は大ピンチの裏返し? )
シンキングタイムは38分
テレビ中継などで後ろに表示されているカウントダウン時計。10エンドの試合のうち、各チームの持ち時間(シンキングタイム)は38分だ。(関連記事→ 選手の後方のカウントダウン表示は?試合時間のあれこれ )
「もぐもぐタイム」は5分

第5エンドのあとにあるハーフタイム。栄養補給や作戦を練るための時間で、平昌大会の時に車座になってイチゴなどをほおばる姿が「もぐもぐタイム」と呼ばれて話題に。(関連記事→ 「もぐもぐタイム」はわずか5分間 )
「投げが8割、スイープが2割」
スイーパーは、ブラシの「パット」と呼ばれる部分で氷をこすり、ストーン(石)の伸びをよくする。(関連記事→ レレレのおじさんもびっくり! 1試合でスイープする距離 )
重さ20キロのストーンが滑るわけ
カーリングのストーン(石)は円形の花こう岩で取っ手がついている。直径は約30センチ、重さは20キロ弱だ。表面にぺブルという氷の粒をびっしりつける。(関連記事→ 重さ20キロもあるストーンがなめらかに滑る理由は? )
コンシード
最終の第10エンドまでいかないうちに試合が終わる「コンシード(concede=譲歩するの意)」。点差が開き、逆転が困難な場合に敬意をこめて握手を求める。(関連記事→ 途中で試合が終わった!「ギブアップ」とはちょっと違う「コンシード」とは )
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