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競技終了から一夜明けた20日、出場者らによるエキシビションが行われ、日本勢は男子で銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ)、女子で銅メダルの坂本花織(シスメックス)ら5人が華麗な舞いを披露した。
一番の拍手を浴びたのは羽生結弦(ANA)。松任谷由実さんの名曲「春よ、来い」を清塚信也さんが演奏したピアノ曲に乗り、流れるような演技で観衆を魅了し、フィナーレでは「ありがとうございました」と叫んでリンクに別れを告げた。出演後は取材に、3連覇を目指した五輪を改めて「やり切った」と振り返った。3月の世界選手権(フランス)の出場については「(けがが)どこまで戻るか分からないけど、僕の今後(の競技生活)も含めてけじめがついていないところもあるので、総合的に判断したい」と語った。

MISIAさんの歌声に乗せて力強く舞った鍵山は、「すごく楽しかった。挑戦者ということを忘れず、今後の試合に臨みたい」と初出場の五輪を振り返り、銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)はダンスナンバーで観客の手拍子を誘った。坂本はタンゴの楽曲で魅了し、5位の樋口新葉(明大)もしっとりとした演技を披露。最終日の五輪の銀盤を彩った。(小沢理貴)

