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「得点力向上」と「接触プレーの質」…女子アイホ・スマイルジャパンの収穫と課題

 
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 2月の北京オリンピックで、アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は初の決勝トーナメント進出を果たしたが、準々決勝でフィンランドに完敗し、目標に掲げたメダル獲得はならなかった。4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ大会に向けて浮き彫りになった課題について、激闘から1か月を迎えた代表チームがオンライン記者会見で語った。

 準々決勝は一方的な展開になった。第1ピリオド開始早々、前回銅メダルのフィンランドは日本に牙をむき、得意のパワープレー(PP)などで連続得点。日本はFW志賀紅音が15分に1点を返したが、見せ場を作れたのはPPでパスが回った第2ピリオドの序盤まで。その後はずるずると失点を重ねて1-7で敗れた。

1次リーグのチェコ戦で、先制点を喜ぶ日本代表(2月8日)
1次リーグのチェコ戦で、先制点を喜ぶ日本代表(2月8日)

 日本は1次リーグでチェコを破っており、フィンランドは、そのチェコほど日本との体格差は大きくなかったが、飯塚祐司監督は、ボディーコンタクト(接触プレー)の質の違いを敗因の一つに挙げた。

 「低い重心でぶつかってきて、体勢が崩れないから次の1歩目が速い。1次リーグでは通用したボディーコンタクトがフィンランドには通じなかった。プレーの判断スピードや、パックの運び方も足りなかった」

 主将のFW大沢ちほも「プレーのスピードだけでなく、判断も早い。トレーニングというよりも、このレベルの相手と試合を重ねていかないと向上していかないのではないか」と振り返った。

 1次リーグB組を3勝1敗で1位通過した日本に対して、フィンランドはA組を1勝3敗の3位。だが、カナダ、アメリカの2強など世界ランク上位国が集まったA組の強国との差は、まだまだ大きいと痛感させられる試合だった。

 フィンランドは、最終的に銅メダルを獲得した。4度目の五輪となった34歳の選手がDFの要でチームを鼓舞し、日本戦で3得点を挙げたFWの選手は22歳の若さだった。ベテランと若手がかみあい、持ち味を発揮していた。

 課題の一方で日本には収穫もあった。1次リーグでデンマークから6点を奪うなど、課題の得点力が向上。フィンランドから1点をもぎとった志賀紅音は「普段ならパスを選んでしまう場面だが、点が欲しいという強い気持ちがあのゴールに結びついた」と話した。

 北京五輪でひと区切りと、20年以上日本代表でプレーしてきた39歳の久保英恵は現役を引退する。今大会で2得点を挙げた21歳の志賀紅音ら、次代を担う若手に「決勝トーナメントを対等に戦える力をつけてほしい」と期待を込めた。

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