パラ競技の普及作戦 都が本格化…あと2年で開幕

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 2020年東京パラリンピックの開幕まで、8月25日であと2年となった。東京都は、より多くの人に競技の魅力を知ってもらおうと、障害者スポーツのファン拡大作戦を本格化させている。都が都内で開かれる国際大会の運営に参画し、子供向けの競技体験会を開くなどして、2年後の大会を盛り上げる下地作りを進めている。

子供体験会や観戦PR

6月の車いすバスケットボールの国際大会には、地元の子供たちら多くのファンが応援に駆けつけた(東京都調布市で)=東京都提供
6月の車いすバスケットボールの国際大会には、地元の子供たちら多くのファンが応援に駆けつけた(東京都調布市で)=東京都提供

 東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで、6月に開かれた車いすバスケットボール男子の国際大会「ワールドチャレンジ・カップ」。都が共催者として加わり、大会期間中の3日間に、昨年大会の倍近い約1万3000人の観客が訪れた。

 日本対ドイツの試合を観戦した同市立滝坂小学校6年の谷口美遥みはるさん(11)は、「すごく盛り上がって楽しかった。パラリンピックも絶対に応援にいきたい」と目を輝かせた。

 都はファン拡大作戦の一環として、ワールドチャレンジ・カップの開催前に、スポンサー企業や地元自治体と協力して、小中学校に車いすバスケの紹介や、観戦を呼びかけるチラシを配布。会場近くの小中学校で競技体験会なども開き、競技の魅力を子供たちに伝えた。都はこうした取り組みを今年度は、バドミントン、柔道など4競技の大会でも、展開する予定だ。

 都の担当者は「競技の知名度によっても、観客の集まり方は異なる。試行錯誤を重ねながらファンを増やしていきたい」と話している。

ボッチャ「面白くて熱中」

東京パラリンピックのカウントダウンイベントでボッチャを体験する参加者ら(25日、東京都江東区で)
東京パラリンピックのカウントダウンイベントでボッチャを体験する参加者ら(25日、東京都江東区で)

 東京パラリンピックまであと2年となったことを受け、東京都と大会組織委員会は8月25日、江東区の展示施設「メガウェブ」でカウントダウンイベントを開き、会場は多くの親子連れでにぎわった。

 イベントに出席した小池百合子都知事は「パラのことをもっと知ってもらい、(観客が)会場を埋め尽くすような大会にしたい」と呼びかけ、パラカヌーの小山真選手(37)は「あと2年間、一つ一つのレースを大切にして、最高の笑顔でパフォーマンスしたい」と意気込みを語った。

 会場では、ボッチャやシッティングバレーボールなどの体験会も行われ、ボッチャを体験した千葉県の公務員、岡田恭輔さん(27)は「面白くて熱中してしまった。障害の有無に関係なく一緒に楽しめるスポーツなのがいい」と話していた。

車いす「速い!」

 東京都港区の区スポーツセンターでは8月25日、読売新聞社が2020年とその先へ向けて展開する「元気、ニッポン!」プロジェクトの一環で、東京パラリンピック競技の体験イベントが開かれた。

 イベントでは、ブラインドサッカーや車いす卓球など各種競技の体験会が行われた。車いす陸上では、08年北京大会で金メダルを獲得した伊藤智也選手(55)が指導。競技用車いすに乗った江戸川区の小学5年水沢海陽君(10)は、「思ったよりスピードが出て驚いた」と喜んだ。

 伊藤選手や車いす卓球で活躍する茶田ゆきみ選手(30)のトークショーもあり、茶田選手は「結果を出して支えてくれた人に恩返しがしたい」と決意を語った。

3色にライトアップされた東京スカイツリーと東京タワー(左奥)(25日夜、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影
3色にライトアップされた東京スカイツリーと東京タワー(左奥)(25日夜、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影
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38426 0 トピックス 2018/08/29 11:00:00 2019/07/24 12:27:30 「パラリンピックカウントダウンイベント」に合わせ、特別ライティングが行われた東京スカイツリー(手前)と3色の光を点灯させた東京タワー(左奥)(25日午後7時1分、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180829-OYT8I50003-T.jpg?type=thumbnail

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