「大分国際」最高峰に成長…車いす単独マラソン大会

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大分国際車いすマラソンの男子T34・53・54クラスは接戦の末、マルセル・フグ〈4〉が制し、鈴木朋樹〈2〉が2位に入った
大分国際車いすマラソンの男子T34・53・54クラスは接戦の末、マルセル・フグ〈4〉が制し、鈴木朋樹〈2〉が2位に入った

 車いす単独の国際マラソン大会として1981年に世界で初めて始まった「大分国際車いすマラソン」。38回目を数える今年の大会は先月18日に大分市で行われたが、様々な面で世界最高峰の舞台にふさわしかった。

 「シーズン最後のレースなので、来季につなげる意味でも大事。大分で勝つ意義は大きい」。フルマラソンの男子T34・53・54クラスで7回目の優勝を飾ったマルセル・フグ(スイス)は満足そうに振り返った。

 レースは48選手が完走。世界ランク上位のランナーが顔をそろえ、勝負は終盤のトラックまでもつれた。日本は世界ランク3位の鈴木朋樹(トヨタ自動車)が2位、2016年リオデジャネイロ・パラリンピック代表で、52歳の山本浩之(福岡)が4位に。「日本勢が本当に強くなってきている」とフグが警戒するように、この大会で貴重な経験を積んでいる日本選手は多く、レベルアップに貢献している。

92歳の最高齢で出場した工藤金次郎さん
92歳の最高齢で出場した工藤金次郎さん

 一方、大会はトップ選手のためだけではなく、地元に親しまれる市民マラソンの側面も持つ。ハーフマラソンには第1回から大分県の61~81歳の3選手が連続出場。最高齢の92歳で出場した工藤金次郎さん(徳島)は途中棄権したものの、レース後のセレモニーでは、市民ボランティアから温かい拍手が送られていた。

 視察したスポーツ庁の鈴木大地長官は「市民が障害者を受け入れ、当たり前のようにサポートする理想の大会」と評価し、「日本中にこういうイベントが広まればいい」と、障害者スポーツのさらなる発展につながることを期待した。(畔川吉永)

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52805 0 トピックス 2018/12/06 18:00:00 2019/07/24 12:30:27 男子T34/53/54クラスはマルセル・フグ〈4〉が制し、鈴木朋樹〈2〉が2位だった(大分市で)=畔川吉永撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181207-OYT8I50012-T.jpg?type=thumbnail

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