パラ3競技「強化急ピッチ」 活動初年度「国際事業を充実」

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協会の役割について語る野村一路会長
協会の役割について語る野村一路会長

 知的障害者の競技活動などを支援する「全日本知的障がい者スポーツ協会」(東京都文京区)の野村一路いちろ会長が読売新聞の取材に応じ、東京パラリンピックに向けた強化や知的障害スポーツの普及の現状を語った。(畔川吉永)

 前身のNPO法人に加盟する競技団体が少ないことなどから、新しい協会が発足し、今年度活動がスタートした。野村氏は「日本パラリンピック委員会など、国内外の障害者団体と協力し、日韓交流プログラムといった国際事業を充実させて強化や発展を進め、その効果は出ている」と話す。

 パラリンピックで知的障害者が参加できる競技は陸上、水泳、卓球の3競技。これらは知的障害と身体障害などの競技団体が、合宿や大会などを通じてそれぞれ密接に連携をとっており、「東京大会に向けた強化が急ピッチで進んでいる」(野村氏)。競泳では19歳の東海林とうかいりん大(三菱商事)が6月の国際大会の100メートルバタフライで世界新を出し、アジアパラでも金メダル2個を獲得。野村氏は「東京大会では日本代表全体のエースになる」と期待している。

 3競技以外のスポーツは競技人口や国際大会の参加国・地域の数、競技レベルの問題などからパラリンピックには参加出来ていないが、野村氏は「様々な競技を後押しして、知的障害スポーツ全体を普及させるのが協会の役目」と話す。日本の知的障害者は約74万人と推計され、一部競技のトップアスリートだけでなく、様々なスポーツの普及が、社会全体の発展に不可欠と考えている。知的障害者とその家族らでつくる全国組織「全国手をつなぐ育成会連合会」も同協会に加盟しており、スポーツをこれから始めたい障害者や家族が協会から情報を得ている。

 野村氏は「東京パラで盛り上がっている機運を逃さず、知的障害者や彼らを取り巻く環境全体への関心を高めたい」と力を込める。

53148 0 トピックス 2018/12/11 10:00:00 2018/12/11 10:00:00 全日本知的障がい者スポーツ協会の野村一路会長=畔川吉永撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181211-OYT8I50017-T.jpg?type=thumbnail

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