村岡満場一致で大賞…第3回日本パラスポーツ賞

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 今年の国内外の障害者スポーツ大会で優秀な成績を収めた選手やチームを表彰する第3回日本パラスポーツ賞(読売新聞社制定)の選考委員会が10日、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれ、大賞に平昌パラリンピックのアルペンスキーで金1を含む計5個のメダルを獲得した村岡桃佳選手(21)(早大)が選ばれた。村岡選手には賞金200万円、日本障害者スキー連盟には同300万円が贈られる。

 優秀賞には同大会距離スキー金メダリストの新田佳浩選手(38)(日立ソリューションズ)と車いすテニスの全豪、全仏オープン男子シングルスで優勝した国枝慎吾選手(34)(ユニクロ)を選出。

 新人賞は、アジアパラ大会競泳金メダルの宇津木美都選手(15)(京都文教高)に決まった。表彰式は来年1月11日、第68回日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の表彰式と合わせて行われる。

 日本パラスポーツ賞は昨年12月から今年11月までの成績を対象に受賞者を決定した。10日の選考委員会で藤田委員を座長に選び、各委員が各賞候補を推薦した。

 大賞は出席した委員がいずれも村岡を推薦。「(日本選手団の)旗手の重責を担いながら結果を残した」(河合委員)、「世界的に見ても文句なしの成績」(山脇委員)との声に加え、「日本全体の士気を上げた」(鳥原委員)点も高く評価され、大賞に決まった。

 優秀賞の新田は、事務局推薦で候補に追加。「自分を追い込んだトレーニングでメダルを勝ち取った」(大日方委員)努力に加え、「日本選手団のリーダーの役割も果たした」(山脇委員)ことが認められた。一方、国枝は「競技人口が多い中、世界トップの地位を築いている」(鳥原委員)という息の長さも評価された。平昌大会スノーボード金メダリストの成田緑夢(フリー)、世界選手権初優勝の車いすラグビー日本代表も名前が挙がったが、受賞に至らなかった。

 新人賞は宇津木と陸上の井谷俊介(ネッツトヨタ東京)が候補となった。100メートル平泳ぎの世界ランクが4位の宇津木は「15歳と若く、これからが期待できる」(増田委員)と、東京大会でのメダル獲得への期待も込められた受賞となった。

 賞金は大賞の村岡に200万円、日本障害者スキー連盟に300万円、優秀賞の新田と国枝に各100万円、同連盟と日本車いすテニス協会に各200万円、新人賞の宇津木には50万円が贈られる。

 

◆日本パラスポーツ賞とは

 健常者スポーツ界の最高賞「日本スポーツ賞」と同様に、日本のトップアスリートの中から優れた成績を残した選手、団体を表彰し、障害者スポーツへの理解を深め、普及、振興を図ることを目的に2016年に制定された。公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の登録団体、日本パラリンピック委員会の加盟団体から推薦された選手、団体などを対象に各賞を贈る。

 

■大賞 スキー 村岡桃佳 21(早大)

■優秀賞 スキー 新田佳浩 38(日立ソリューションズ)

■優秀賞 車いすテニス 国枝慎吾 34(ユニクロ)

■新人賞 競泳 宇津木美都みくに 15(京都文教高)

 

各競技団体の推薦選手・団体

■日本パラ陸上競技連盟

 佐藤友祈(WORLD―AC)

 井谷俊介(ネッツトヨタ東京)※

■日本障がい者バドミントン連盟

 鈴木亜弥子(七十七銀行)

 里見紗李奈(パシフィック)※

■日本ブラインドマラソン協会

 道下美里(三井住友海上)

■日本パラサイクリング連盟

 野口佳子(ウェルパーク)

■日本障がい者乗馬協会

 中村公子(シュタール・ジーク)

■日本視覚障害者柔道連盟

 広瀬順子(伊藤忠丸紅鉄鋼)

■日本身体障がい者水泳連盟

 鈴木孝幸(ゴールドウイン)

 宇津木美都(京都文教高)※

■全日本テコンドー協会

 阿渡健太(日揮)

 工藤俊介(ダイテックス)※

■日本トライアスロン連合

 土田和歌子(八千代工業)

■日本車いすバスケットボール連盟

 宮城MAX

■日本ウィルチェアーラグビー連盟

 世界選手権日本代表チーム

■日本車いすテニス協会

 国枝慎吾(ユニクロ)

 大谷桃子(スポーツクロマティ)※

■日本障害者スキー連盟

 村岡桃佳(早大)

 本堂杏実(日体大)※

■日本聴覚障害者陸上競技協会

 湯上剛輝(トヨタ自動車)

■日本ろう者サッカー協会

 女子日本代表チーム

■日本ろう者テニス協会

 日本チーム

■日本知的障がい者陸上競技連盟

 蒔田沙弥香(愛知陸上競技協会)

■日本知的障害者水泳連盟

 東海林大(三菱商事)

■日本知的障がい者卓球連盟

 古川佳奈美(博多卓球クラブ)

■日本ブラインドテニス連盟

 酒井幸春(広島ラブオール)

 沼田典浩(埼玉県立特別支援学校塙保己一学園)※

■日本聴覚障がい者ラグビー連盟

 日本代表チーム

■日本スポーツ吹矢協会

 群馬県協会ふれあい赤城支部

 内藤正友(愛知県協会西尾張あま福祉支部)※

■全国アダプテッドエアロビック協議会

 竹内真利奈(ABM)

■日本デフビーチバレーボール協会

 瀬井達也(国際石油開発帝石)・今井勇太(大阪 市大正区役所)組

■日本身体障害者アーチェリー連盟

 大山晃司(警視庁)※

※は新人賞

 

◇日本パラスポーツ賞選考委員

 大日方邦子(日本パラリンピアンズ協会副会長)河合純一(日本パラリンピアンズ協会会長)田中暢子(桐蔭横浜大教授)鳥原光憲(日本障がい者スポーツ協会会長)橋本聖子(参議院議員)藤田紀昭(日本福祉大教授)増田明美(スポーツジャーナリスト)山脇康(日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会委員長)=以上敬称略、50音順

▽読売新聞社 山口寿一(グループ本社代表取締役社長)福士千恵子(東京本社取締役事業局長)

無断転載禁止
53217 0 トピックス 2018/12/11 15:06:00 2018/12/11 15:06:00

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