「補助の妻にメダルを」ボッチャで狙う世界一

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元電動車いすサッカー代表有田

ボッチャのBC3クラスで東京パラリンピックを目指す元電動車いすサッカー日本代表の有田正行と競技アシスタントの妻・千穂さん(福島市で)=畔川吉永撮影
ボッチャのBC3クラスで東京パラリンピックを目指す元電動車いすサッカー日本代表の有田正行と競技アシスタントの妻・千穂さん(福島市で)=畔川吉永撮影

 2020年東京パラリンピックで日本のメダルが期待されるボッチャは、これまで国際舞台での活躍が目立たなかったクラスでも新戦力が台頭している。日本代表の村上光輝ヘッドコーチも「全7種目でメダルを狙う」と量産に向け、意気込んでいる。

 国際大会では障害の種類や程度でBC1~4の4クラスに分かれ、リオデジャネイロ・パラリンピックや8月の世界選手権(英リバプール)で、日本が銀メダルを獲得したのは、いずれも脳性まひBC1、2の選手が出場する「男女共通チーム」だった。主力の杉村英孝(伊豆介護センター)らは個人でも上位に進む実力があり、東京大会でもメダリスト候補だ。

 一方、12月1~2日の日本選手権(福島市)では、障害が最も重く、脳性まひ以外の運動機能障害も含むBC3で熱戦が繰り広げられた。19歳の河本圭亮(Brex)が優勝したが、競技を始めて2季目の有田正行(38)(サウスフィールドクルー)が正確なショットを駆使し、3位に入った。

 3歳で全身の筋力が低下する難病の脊髄性筋萎縮いしゅく症(SMA)を発症した有田は、電動車いすサッカーの元日本代表で17年のワールドカップ(W杯)メンバーから落選したことを機に、昨春、競技転向した。BC3は、選手が自分で投球が出来ないため、アシスタントの補助を受け、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような補助具を使って投球する。「BC3は練習した分だけ技術も上がり、試合でのショットも決まるので面白い」と有田。「サッカーと違い、個人競技は練習から自分で考えて組み立てないといけない難しさがある」と苦笑するが、アシスタントである妻、千穂さん(36)と2人で練習メニューを工夫し、実力を磨く。

 ボッチャではアシスタントにもメダルが贈られる。千穂さんは「『パラのメダルを渡してあげたい』と言ってくれる主人のためにも頑張りたい」と話す。有田らが日本代表の一角に食い込めば、東京に向け、ボッチャ界はさらに盛り上がるだろう。(畔川吉永)

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55101 0 トピックス 2018/12/18 15:00:00 2018/12/18 15:00:00  ボッチャのBC3クラスで東京パラリンピックを目指す元電動車いすサッカー日本代表の有田正行と競技アシスタントの妻・千穂さん(福島市で)=畔川吉永撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181220-OYT8I50089-T.jpg?type=thumbnail

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