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    鈴木幸大記者の現地リポート

    メダリストに贈られる人形の正体は?

    • 陸上女子400メートルで銅メダルと人形を手に笑顔を見せる辻沙絵。人形の頭の葉はメダルの色をしている=吉岡毅撮影
      陸上女子400メートルで銅メダルと人形を手に笑顔を見せる辻沙絵。人形の頭の葉はメダルの色をしている=吉岡毅撮影
    • テニス競技場で踊りを披露するトム
      テニス競技場で踊りを披露するトム

     日本人メダリストが続々と生まれているリオデジャネイロ・パラリンピック。音が鳴るメダルとともにちょっと気になるのが、メダリストに贈られる記念品の人形だ。

     メダリストが表彰台で手にしている人形は、パラリンピック公式マスコットの「トム」。組織委によると、リオ大会の招致が決まった2009年10月2日、五輪公式マスコット「ビニシウス」とともに誕生した。

     黄色のビニシウスはネコ科の動物で、ブラジルに生息する多彩な生き物を象徴。頭が緑の葉っぱのトムは、南米の豊かな自然をイメージしている。

     このビニシウスとトム、実はブラジル音楽「ボサノバ」と深いゆかりがある。

     五輪の開会式で流れた曲「イパネマの娘」。この曲を作ったのが、トム・ジョビンの愛称で知られるアントニオ・カルロス・ジョビン。そして作詞がビニシウス・モラエス。2人ともリオデジャネイロの出身だ。

     「カリオカ(リオっ子)にとってトムとビニシウスはふるさとの英雄だよ。リオの人々の心を音楽で残してくれた」と話すのはリオ市内でレストランを経営するアントニオ・ソウザ・ロドリゲスさん(68)。五輪公園の土産物店でトムとビニシウスの人形をそれぞれ五つ購入した。「孫たちに買ってきてくれと頼まれてね」

     マスコットの着ぐるみは各競技場内に突然現れ、激しく踊って会場を沸かせる。15日夜には、2体そろってサンバのリズムに合わせて五輪公園内をパレード。子どもたちが後を追っかけていくほどの人気ぶりだ。

     メダルを獲得したパラリンピアンに贈られるトム。よく見るとオリジナルとは異なり、頭の葉がそれぞれのメダルの色をしている特別バージョンだ。

    • 五輪公式マスコットのビニシウス
      五輪公式マスコットのビニシウス

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    2016年09月16日 12時49分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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