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    特派員リポート

    開会式 日の丸の小旗を手に元気に行進

    • 太鼓の響きと華やかなパフォーマンスで始まった開会式
      太鼓の響きと華やかなパフォーマンスで始まった開会式
    • 開会式で繰り広げられたカラフルな光線と民族衣装による踊り
      開会式で繰り広げられたカラフルな光線と民族衣装による踊り
    • 日本選手団の旗手を務める村岡桃佳選手
      日本選手団の旗手を務める村岡桃佳選手
    • 入場行進する北朝鮮選手団
      入場行進する北朝鮮選手団
    • 聖火を受け取り、手を振る最終点火者のカーリング女子の金恩貞(右)ら
      聖火を受け取り、手を振る最終点火者のカーリング女子の金恩貞(右)ら

     平昌パラリンピックの開会式が9日、行われた。48の国・地域の選手、個人資格で出場するロシア選手らが、春の霧に包まれた夜の平昌五輪スタジアムで入場行進。義手をつけたパフォーマーによる巨大な太鼓の演奏、車いす隊を交えたマスゲーム、盲目の少女が大会マスコット「バンダビ」の導きで夢をかなえる筋立てのディズニー風ステージなどがムードを高めた。客席は6~7分の入りに見えたが、華やかな式典となった。

    ディズニー風ステージなどで華やかに

     入場行進で、日本は33番目に登場した。米国とカナダに次いで3番目に多い38選手の大半が、監督・コーチら40人ほどのスタッフとともに参加。上がオレンジ色で下がブルーの防寒ウェアを着込み、日の丸の小旗を手にした選手団は、客席に手を振りながら歩いていた。旗手は、パラアルペンスキーの村岡桃佳(21)(早大)が、車いすに日の丸の大旗をつけて務めた。

    北朝鮮、熱狂的な歓声にも表情変えず

     日本の直後に行進したのは、初出場の北朝鮮だ。開会式前日、国際パラリンピック委員会(IPC)は「今回、北朝鮮と韓国は別々に行進することになった」と発表した。IPCはオリンピックと同じく南北合同の行進実現を促していたが、両国が選手村で重ねてきた協議は、まとまらなかった。その結果、開催国の韓国は最後に、北朝鮮は34番目で行進することに。順番は、韓国の五十音順にあたる「カナダラ順」で決まったとされる。

     北朝鮮の登録選手は距離スキーの2人だが、選手団には支援人員など18人の関係者が名を連ねる。行進した人数も決して少なさを感じさせず、「フウォー」という熱狂的な歓声を浴びた。旗手のキム・ジョンヒョン(17)は、選手村で8日に開かれた入村式(歓迎会)の時と同じく、あまり表情を変えずに歩みを進めた。

     行進では、組織的なドーピング問題発覚を受けて母国の選手としての大会参加を禁じられたロシア選手たちも「中立のオリンピック選手(NPA)」という立場で37番目にスタジアムを歩いた。

     聖火の点灯には、先月の平昌オリンピックのカーリング女子で銀メダルを獲得した韓国チームの「メガネ先輩」こと金恩貞(キムウンジョン)も登場。車いすカーリングの男子選手と、一緒に点火した。いよいよ、熱戦が始まる。

    村岡、メダリスト第1号に

     翌10日、各競技の熱戦が火ぶたを切った。日本勢では、村岡が入場行進に続いて先頭を切り、滑降種目で銀メダルを獲得した。「臨機応変に(天候などに)対応し、レースでは常に冷静さを保って、ベストなパフォーマンスを発揮できるよう頑張ります」という意気込みを、自身初のメダルに結実させた。早々にメダリスト第1号が生まれ、選手団全体が勢いに乗りそうだ。

    (メディア局編集部 込山 駿)

     平昌パラリンピックは、10日から18日までに6競技80種目を実施。参加選手は冬季パラリンピック史上最多の約570人に上る。開催中、YOLは競技や会場の様子などの現地リポートを随時掲載する。

    2018年03月10日 13時49分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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